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Yasuakiの株式投資日記

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2006年07月04日
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カテゴリ:同業比較
レディス衣料の比較です。


レディス衣料もカジュアル系、ミセス・キャリア系などいくつかの
カテゴリーに分かれると思いますが、詳しく調べるのも面倒なので、
25社まとめて比較します。

25社中専門店11社、アパレル会社が14社です。

25社合計の売上高は今期予想含めて4年連続5~10%成長を続けて
おり、そこそこの成長業界ですね。

レディス.PNG


売上高1位はしまむら。ユニクロに次ぐアパレル業界2位の売上ですね。
経常利益もユニクロに次いで業界2位ので300億円という巨額な利益を
上げています。ただダブルスコアと大差をつけられていますが。
時価総額も約5000億円でこちらも業界2位です。日本を代表する企業
に育っています。

売上高2位~8位には総合アパレルと呼ばれる企業が並んでいます。
婦人服から紳士服、子供服など広範囲な商品を取り扱い、製造・企画・販売
まで事業範囲も多岐にわたっているようです。


専門店2位のユナイテッドアローズは最初男性向けの店だと思っていたの
ですが、商品構成を見ると男性向け43%、女性向け37%となっており、
女性向け商品の割合も多いですね。

10位ポイント、11位パル、12位ハニーズは業界でも有名な超成長企業
で、過去3年で売上高がいずれも2倍~3倍、経常利益は3倍~4倍となっ
ています。






売上高増収率の比較です。

レディス2.PNG

昨年は特にレディスアパレル当たり年と言ってもよく、25社中11社が2桁
増収、15社が2桁増益を達成しています。

増収率上位はレディスカジュアル専門店のパル・ハニーズ・ポイントに加え
アパレル系のリンクセオリーも急成長を続けています。今期予想も含めて
4年連続2桁成長は上記4社にユナイテッドアローズを加えた5社のみ。
小売業界の中でもレディスカジュアルは超成長業界となっていますね。ただ
昨年良すぎた反動もあるのか、ポイント、パルは成長率が鈍化しつつあるよう
です。ポイントはいつも超保守的予想を出すのですが、今期に限っては、月次
でも3ヶ月連続で+20%を割っていますね。


ラピーヌが増収率4位ですが、前期は2社から営業譲渡を受けたことが要因と
なっています。

8位、サンエーインターナショナルは2期連続2桁成長でしたが、今期は+5%
ですっかり安定成長路線でしょうか。この業界規模も成熟化しており、規模に
なると大きな成長は難しいですよね。今期新たに投入した新ブランドもあまり
軌道にのっていないようで、既存のブランドが伸びているようです。


業界にとって追い風となった前期でも減収となった会社は7社も存在します。
三陽商会、インパクト21、レナウンなど、古くから親しまれている強いブランド
を持った会社が多いようです。あまり経営努力などせずとも一定のコアなファン
がついているので安泰なのでしょうか。






経常利益増益率の比較です。

レディス3.PNG

25社中4社が+100%超の増益、10社が+30%超の増益、12社が
+20%超の増益、15社が+10%超の増益とすさまじいまでの好調ぶりを発揮
してますね。

一方で7社が減益。勝ち組と負け組みの差がはっきりしてきているようです。

そんな中、今期予想も含めて4期連続2桁増益となる会社は3社のみ。
ハニーズ、しまむら、ブルーグラスです。



1位はクロスプラスですが、これは為替予約に伴う評価益計上31億円によるもので
これを除けば、経常利益は3.7億円、増益率-50%となってしまいます。

3位ナイスクラップは2期連続の100%増益。SPA化、スクラップ&ビルドなど
経営改革がダイレクトに利益に反映されていますね。


6位の鈴丹は売上はマイナス傾向ですが、ブランド戦略の見直し、在庫管理の見直し、
店舗のスクラップ&ビルドなど経営改善を図っており、2期連続40%超の大幅増益、
今期も40%増益予想です。


15位ブルーグラスも売上高は3期連続マイナスながら、経常利益は今期予想も含め
4期連続増益。こちらも海外直輸入の推進による原価率改善、経費削減、店舗のスク
ラップ&ビルト゛など経営改善を図った結果です。








経常利益率の比較です。

レディス4.PNG

業界の平均利益率は8%とかなりの高収益業界です。上位にはSPA業態の専門店が多く
並んでいます。また前期は天候の追い風もあり25社中18社で利益率を改善させています。
反動で今期の利益率上昇を予想する会社は11社に減少しています。


ポイントがダントツの1位となっています。しかも年々利益率の上昇幅もUP。文句なし
ですね。しかし、その利益率の上昇もようやく頭打ちの傾向。すでに20%ですからね、
これを維持するだけでも相当苦労すると思います。

バリュー投資家に人気にインパクト21が2位。

そしてポイントとならぶ超成長企業のハニーズが16%。ハニーズの超高収益を支えている
要因のひとつが実は業界最低水準の給与金額です。小売業自体も全業種中で最も低い平均
給与なのですが、その最低の小売業の中でもさらに最低水準なのがハニーズです。最近急
成長した企業であり、ほとんどが若い社員ということもあると思います。ハニーズの平均
給与は330万円(平均年齢25.5歳、勤続年数2.3年)となっています。今後は利益
率上昇の圧迫要因となってくるでしょう。


4位の東京スタイルが14.3%と業界でもトップクラスの経常利益率ですが、実は営業
利益率は業界平均以下のたったの5.4%。現預金、有価証券、投資有価証券、投資不動産
など直接事業とは関係なく現預金に近い性格の資産を総資産を2024億円のうち1642
億円も持ってるんですね。これらからもたらされる配当やら利子やらで莫大な営業外収益を
計上しており、これが高い経常利益率の要因となっています。営業利益の倍近い営業外収益
ってすさまじいです。村上ファンドが目をつけたのもわかりますね。


今期予想も含めて4期連続で利益率が上昇している会社が3社あります。ナイスクラップ、
しまむら、ブルーグラス
です。







粗利率・販管費率の比較です。

レディス5.PNG

粗利率の順位ですが、これは完全に特徴が一目瞭然で出ていますね。SPA業態の専門店が上位
を占めています。しかもそのほとんどの会社で2期連続で大幅に粗利率を改善させています。
この業界で急速にSPA化など経営の変革が進んだことがわかります。

上位3社はカジュアル衣料で単価は低いはずなのですが、アパレル業界最高水準の粗利率を
出しています。

そのほか特徴的なのがしまむらで粗利率が下から3位、一方で販管費率も徹底的にローコスト
経営にこだわり2番目に低いという完全にディスカウントストアに似た収益構造となっています。
25社の中ではめずらしく郊外型店舗です。


粗利率の改善が著しいのとは対照的に販管費率は上昇傾向。前期は25社中13社で販管費率が
上昇しています。人件費、賃料などの上昇によるものでしょうか?





キャッシュフローの比較です。

レディス6.PNG


業界平均値で営業CFが投資CFの1.5倍となっており、確実にキャッシュがたまる業界
です。ほとんど、オンワードしまむらが稼いでいるのですが。

超成長企業のポイント、ハニーズ、パルですが、以外にもCF構造に差があって、ポイント、
パル
はほとんど投資が少ないのに対して、ハニーズは投資CFが営業CFを上回っていますね。
出店形式の違いなのだと思いますが、意外な特徴です。







在庫回転期間の比較です。

レディス7.PNG


やはりSPA業態の専門店が上位をしめていますね。1位のクロスプラスも企画だけやって生産
は中国の協力工場、あとは百貨店や量販店へ納めるという流れなのでタイムリーな生産さえでき
れば在庫を持つ必要ありません。

SPAでも専門店の場合は自社店舗で売る分在庫リスクを負うはずなのですが、ポイント、リオ、
ナイスクラップ、パル
など2ヶ月を大幅に切っており、非常にシビアな在庫管理をしています。

一方で同じSPA業態専専店のハニーズは2.5ヶ月と専門店としては重めです。ハニーズの
場合は製造工場も自社で持っていることも要因でしょうか。


しまむらはSPAではないのですが、かなり在庫が少ないです。しかももともと少ないのに年々
さらに減少させていっています。これぞ乾いた雑巾を絞るということなのでしょう。

専門店と違いアパレル系はやはり在庫を多く持つ傾向にありますね。








既存店の比較です。

レディス8.PNG

100%超の会社が多い業界ですね。ポイント、しまむらなど連続して100%超と好調を長く
続けています。サンエーインター、パレモは回復傾向、リンクセオリー、ユナイテッドアローズなど
やや高単価系は苦戦傾向となっていますね。









次回に続く・・・・





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最終更新日  2006年07月05日 00時38分18秒
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