明王院の赤不動尊・・・再び高野山5
明王院さんに、近畿三十六不動尊霊場のご朱印をいただきに行きました。6月に訪れたときには、ご縁がなかったのか、時間もなくていただけませんでした。(そのときのエピソードJune 29, 2009「 国難を切り裂く不動尊~高野山南院」 )高野山別格本山 明王院こちらのご本尊は、空海の甥で後に天台の座主になる智証大師円珍作と伝わる画像で秘仏です。修行中の円珍が感得した不動明王の姿を、そのあまりの有り難さに自分の頭を岩に打ち付け、流れ出る血を絵の具にして画いたと言われています!本堂に上がらせていただくと、ご本尊は大きな厨子の扉が閉まっていて見れませんが、脇に貼り絵で作ったようなレプリカが額に入れて飾ってあります。レプリカには二童子と倶利伽羅竜剣を持った赤身の不動尊が描かれています。二童子が脇侍の場合、不動尊の両脇に立っていることが多いのですが、このレプリカは二人とも左脇に立っています。倶利伽羅竜剣は、魔王たちが剣に変身して立ち向かってきたのを、不動尊が竜に変身して飲み込んだという話を象徴したもので、利剣に黒い竜が巻きついています。不動尊のお顔は怒りよりも、落ち着いて何かを見据える穏やかさがあります。祈りを捧げるものたちを、「よしよし」といつくしむ慈父といった感じでしょうか。ご開帳は、毎年4月28日の一度だけで、それも晴天の日に限るそうです。ご縁があれば来年お目にかかれるかもしれませんね。また、「赤不動」は京都・青蓮院の「青不動」、滋賀・園城寺の「黄不動」とともに日本三不動の一とさています。画像の三不動尊ということでしょうね。ともあれ、今回は無事にご朱印をいただきました。お寺の若いお坊さんに、すごくいい笑顔で丁寧な応対をしていただきました。感謝感謝♪南無大聖不動明王応援ありがとうございます "^^"vNamah Samanta Vajraa Naam Canda Mahaarosana Sphotaya Huum Trat Haam Maam紫の雲