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カテゴリ:日々の生活
今日は息子の10歳の誕生日。
10年ひと昔というけれど、あれからもう10年と思うと 本当に時のたつのは早いなぁと実感します。 元気印、パワー炸裂の我が息子だけれど、 出産の時には本当に大変だったの。 今日は、昔の日記をここに載せてしまおう。 息子が生まれたときの喜びを改めて思い出してみよう。 ************************************** 【1993年5月19日(水)の記録(育児日記から)】 18日、午前中に準備入院。陣痛室に入って出産を待ったものの、陣痛は来るのに子宮口が開かない。出血がやたらに多くて、モニターのベルトがやけに苦しい・・・でも初めては時間がかかるものとみんな言うし、こちらも初めてのことだからそんなものかとガマンしたけれど、痛みが3分毎になってもまだ4センチと言われたときにはさすがに泣いてしまった。これだけ痛いのこらえても、まだまだ1/3も終わっていないなんて・・・。でも、この時すでに夫は痛み方がおかしいと思い始めていたという。 私はそれほどの痛みにも関わらず、眠くて眠くて仕方なくなってきて、ボーっとしているうちに夫があわててナース・ステーションに飛んでいった。子供の心拍数ががっくり減って、ヤバイと思ったんだって。そのあとのことは、私はもうろうとしててあまりよく覚えていないのだけれど、10時頃にはもう手術をすると決定。注射や点滴の処置がとられて、夫は耳元で「がんばるんだぞ、元気な子を産むんだぞ」と励ましてくれていた。酸素マスクをして、必死に深呼吸をして(でも過呼吸になってたみたい・・・)、心拍のモニターが安定するのを気にしていた。 真夜中12時前、準備が整って手術棟に運ばれる。3回くらいベッドを変わったかな。手術室の入り口で夫は待たされて、私は中へ。手術室って素裸にされるんだね。知らなかった。背中に麻酔を打つのはわかっていたけど、やっぱり怖くて身体の震えがなかなか止まらず、女医さんかな、看護婦さんかな、思わず手を握ってもらった。その手がスゴク温かくて安心した。ドラマでよく見る手術室のライトの下、足が冷たく痺れていくのがよくわかった。切ってる音が聞こえたりしたらどうしようと思ったけれど、幸い、それはなかった。痛みもなかった。ただ、やたら引っ張られていて、胃のあたりまで穴があいているんじゃないかと思うくらい。 0:26、○○○(息子の名前)誕生。おなかから取り出された時、ホギャア・・・と一声。それを聞いたときは本当にホッとして嬉しかった。思わず涙が出てしまった。身体をきれいにしたあと、ひと目見せてもらったけれど、すぐに○○○はつれていかれてしまった。保育ケースに入って、小児科へ運ばれたんだって。傷の縫合などの全ての処置が終わったのは1:30頃。私は麻酔のせいで後半はウトウト寝てしまっていた。夫には長い長い出産の一日、手術の1時間半。そばにいてくれて本当によかった。 夫が言った。「もうこんな思いはさせるのもするのもイヤだ。子供はこの子1人でいい」って。もともと1人しか産めないと思っていたけれど、私としてもあれだけの思いをして授かった子供。大切に大切に育くまなければって思う。 ○○○、これから長いおつき合いが始まる。あなたが生まれたときの喜びを忘れず、楽しく3人でやっていこうね。新米の父と母、上手くあなたを抱っこしたり、ミルクをあげたりできないかもしれないけれど、だんだん慣れていくからガマンしてね。 神さま、本当にありがとう。○○○を私たちに授けてくれて。 追記 : 回診の時、A先生が言ってたけど、○○○は『胎児仮死状態』に陥っていたのですって。夫も一時はダメか、と思ったんだって。○○○、よくがんばったよねぇ。えらかったねぇって、授乳の時、ほめてあげた。まかり間違えば元気な○○○を抱っこしてあげられなかったかと思うとゾッとする。改めて神さま、ありがとう。○○○、ホントによくがんばったね。 さらに追記(これは今日書きました) : 何故、最後の最後で緊急手術になってしまったかというと、それまでに何も問題なく来てしまったから、出産も問題ないだろうと思われていたこと、当日私についていた助産婦さんは、月に一度だけのお手伝いの人で、私が「痛い」と訴えても「お産は痛いものだから」とそれ以上のことを考慮してくれなかったこと、そんなこんなが重なって、「早期胎盤剥離」という状態の発見が遅れてしまったからなのでした。もう少し遅れたら、息子も私も死んでいたかも・・・ホントにお産は命がけです! 【1994年5月19日(木)の記録(一部だけ抜粋)】 (前略)○○○とドライブに行って見た景色、緑のなんて深くて綺麗なこと、空気の清浄なこと、生きるもののenergyがあふれてるっていうのかな、世界がそういうものすごく強いエネルギーに満たされてるって感じで、ああ、○○○はこんなseasonに生まれてきたんだなあって、改めて思ってしまった。生きる力に満ちているんだなあってね。子供の持つ力ってスゴイ。本人はただ、あるがままなんだろうけれど、周りに与えてくれるもの、ものすごく大きくて、強くて、私は本当に感動してしまうよ。(略) 後追いされるのって大変だけど、けっこう快感だったりもする。こーんなに私のことばっかり好きなんだぞーなんて、いばっちゃいたい気分だったり。ますますかわいくて、うーん、こんなのがもう1人いたらー、なんて気になっちゃうんだろうなあ。 ○○○、HAPPY BIRTHDAY! ************************************* 10歳になって、最近は一人前に憎まれ口も叩くけど、 2人だけだと「抱っこ!」「お話しして!」と まだまだ甘えっ子の息子。 こんな風にベタベタ過ごせるのも、 ホントにあとわずかなんだろうなぁ・・・ うるさがらずにいっぱい抱っこしてやろう。 お話もしてやろう。 今年の誕生日プレゼントは自転車がいいという。 去年の暮れに自転車が盗まれてしまったからね。 今日はおばあちゃん(夫の母)がお赤飯を炊いてくれるよ。 私はケーキを用意しようか。 10歳の今日まで、大きな怪我も病気もなく、 健康でこられたこと、改めて神さまに感謝です。 ○○○、お誕生日おめでとう! これからも家族3人(と2匹)、仲良く楽しくやっていこうね。 あなたの笑顔と笑い声がいつも家にあふれていますように! 心も身体も健やかに伸びていきますように! ---------- みなさん、こんばんは。 息子へのたくさんのお祝いメッセージ、 どうもありがとうございます! いつもならこれからみなさんにお返事を書き始めるところなんだけど 今日はどうも調子が悪くて・・・ くしゃみ、鼻水に加えて、頭痛、喉の痛み、咳・・・ これはきっと風邪だよね? 「東京は暑い」という思いこみのもと、 薄着で上京してしまったため、どうやら風邪をひいたみたい。 昨日なんて、ノースリーブの服を着ていってしまったし。 (もちろんジャケットも着てたけれどね・・・) ということで、ごめんなさい! みなさんそれぞれへのお返事は、また明日になっちゃいそうです。 今夜はお薬飲んで、もう寝ます。 おやすみなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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