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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2023年08月18日
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カテゴリ:神秘体験空間
古代叡智によると、本来、宇宙人である人間が、地球に生まれてくる理由は、今まで経験したことがない、新しい課題と使命を果たすためであるという。

万物は流転するといったのは、古代ギリシアの、ヘラクレイトスだが、物質界が日々変化するのは、人間が新しい課題と使命を果たすためともいえる。

昨今は、SDGsの持続可能な開発目標が提唱されているが、人間が直面する物質環境変化に対して、これまでの人間の生命活動や生活様式をできる限り保ちながら、新しい課題と使命を果たす事ともいえるかもしれない。いわば、物質界のエネルギー保存則を、人間の生存環境に適合させ、更に高レベル化していく作業ともいえる。

高レベル化といっても、物質的に快適なものではなく、勿論、ある程度の物質的な快適さがないと、社会や国家を円滑に組織する事はできないが、それを追求してしまうと、逆に、物欲が増してしまい、現代社会のような、論争、闘争、戦争状態で、常に緊張感や恐怖感に悩まされるストレス社会やパワハラ国家になってしまうわけなんである。

物欲が先行してしまう現代の投資社会では、いずれその破綻が来るのは自明の理であろう。バブルが必ず崩壊するのは、物質性の故で、物質性の中で堂々巡りをしているだけだからである。

それは前回、ブルースリーの名言「考えるな、感じろ」でもわかるように、現代人があまりにも、唯物論に染まって終い、思考の影を追っかけているのに気づいていないからである。

古代アトランティス大陸が滅んだのも、いまの現代人が物欲にハマり過ぎて、論争、闘争、戦争に走っているのと同じように、当時は物質界ではないが、エーテル界で、似たような科学技術を悪用してしまい、似たような戦争をして、似たような核兵器を用いて、人類同士でやりあってしまったせいといわれている。

ただし、ノアの一族だけは破局から逃れ、エーテルの海の氾濫を逃れて、新しい大陸の、物質界に人類の進化を引き継いだ。というのも、ノアが古代アトランティスの秘儀参入者だからである。

秘儀参入者とは、簡単に言えば、思考の影を追わずに、思考そのものを獲得した存在である。思考とは簡単にいえば、宇宙進化計画に参画する事で、聖白色同胞団の進化計画の中身である。だから、秘儀参入者だけが、その人類の進化計画を知る立場に立つわけで、そのため、その責任は非常に重大なんである。

それは宇宙の神の思考なので、宇宙全ての運動の源ともいえる。物質界の運動も、この神の思考から生まれ、神の想念の基に、物質の素粒子は、生成や消滅をし、運動しているわけである。無限大のマクロ思考から、無限小の素粒子が生み出され、運動し、また消えていくのである。

全ては宇宙意識の愛の波動からなっている。それをロゴスといい、人間はその愛の波動を受け、その後を追っているだけである。物質界にその愛の断片をみつけ、それらを集めてくるが、それは既に死んだも同然の愛なんで、憎悪ともいえる。だから、それを集めすぎると、物欲が増して、執着心を生んでしまう。

波動は波であり、良い時もあれば悪いときもある。後追いしていると、良い時がすでに過ぎ去った悪い時に巡り合う。むしろ、悪い時には遭わずに、良い時に遭うようなタイミングが重要なわけで、良い時と、悪い時とを、タイミングなどで組み合わせると、音楽になり、言葉になる。

波動がロゴスの言葉になる。これが霊言で、秘儀参入者が翻訳すべき言葉なんである。

ぶっちゃけて言えば、人間は、その波動の思考を体現した秘儀参入者になるために、地球で修行しているわけだが、この修業がなかなか難儀で、挫折ばかりで、波乱万丈になってしまうわけなんである。このブログを書くのもなかなかそれなりに苦労しているわけでもある。人生にも波があるわけである。人生の波から、カルマの波となって、人間は波に乗るのを学ぶわけである。

人間は、カルマの波乗りサーファーなんである。

さて、宗教とは、本来は、秘儀参入者になって、人類の進化を指導するためにあるが、それにはやはり、霊能力を再び獲得して、高次の宇宙人で構成される聖白色同胞団ともコンタクトをとって、進化計画の命令を受けないといけないから、前回述べたように、現代人はまずは火星人をやめて、水星人にならないとダメなんである。

シュタイナーは、秘儀参入者になる方法は、時代によってかわり、宗教はもはや現代人に相応しいものではなく、古びれた化石でしかないので、しかも、現代宗教が堕落腐敗して、全面的に唯物教になってしまっているわけで、エクソシストが悪魔祓いさえできない始末で、仏教は何でも金銭で詐欺する、なかば詐欺師の地獄堕ちの団体と化しているわけで、お釈迦さんが説いたように、それぐらい唯物論にハマりまくって、精神が度外視され、唯物論で、死を説く脳科学が生まれてしまうくらいの末法の世なんである。

キリストが魂は不死で、お釈迦さんが、現世で悪行をすれば、悪因悪果で、地獄に行くよ、と親切に教えてくれているのに、自分のなかの良心に耳を傾けずに、悪魔の囁きばかりに惑わされ、欲望のままに、自分教で勝手に生きてしまうのは、マトモな宗教者がいないばかりか、偽宗教が蔓延り過ぎて、宗教が疎んじられているせいでもある。

シュタイナーによると、古代ヨーロッパには、初代エリザベス女王の時代まで、古代ドルイド教というのがあって、ドロイド僧により秘儀参入が行われていたという。それを簡単に説明すると、まずは、バルドルという霊言が死んだ言葉を探す事からはじまる。

ドルイド - Wikipedia


それらバルドルの死体はいわば物欲であり、それら物欲を全て克服するように、物質界を体験し、バルドルを蘇らせるような霊言を獲得しなければならない。

次に、「必然の王座」といわれる物質界の断崖絶壁、つまり、物質界の境界に連れていかれる。現代なら無重力状態の、地球の果て、地球圏から抜けて、宇宙の闇に消えていくような、いわば肉体死の、恐怖の体験に置かれる。

これはつまり、ソクラテスの無知の知を意味し、物質界で、物欲を追うのが空しい事である、のを自覚させるようなもので、シュタイナーによると、古くは、ニコラスクザーヌスの「認識しない事は、全てを認識する事よりも高次である」のを意味している。

ニコラウス・クザーヌス - Wikipedia

全ての欲望を集めてきても、欲望が全くないほうが尊いという意味と考えられる。あらゆる想念のなかでも、諦念が最も偉大である。無欲に勝るものはないわけである。

現代社会、現代の宗教の多くが、仏作って魂入れずで、思想の影ばかりを追い求めて、肝心の思想そのものを掴めずに、次にくる思想の、その準備もできないのである。影から本体を掴まないと何の意味もない。モノマネではダメなんである。オリジナルを求めないと、ホンモノの思考にはならない。

物質界を抜け出て、マナス=霊我、霊眼を獲得できると、エーテル界の思考の世界、神の想念の世界がみえるようになる。この世界がみえると、一瞬、この世界を垣間見るスポーツ選手もいるらしいが、それは周囲が止まってみえて、次の展開が予測できるようになるらしい。

恐らく、肉体からエーテル体が一瞬抜け出して、光速で、周囲をみるために、物質界が止まったかのようにみえるのだろう。つまり、瞬間ワープのような、アインシュタインの特殊相対論の、光速度の浦島効果であろう。一瞬、欲望が最大になって、無我の境地に至ると、無限大の無限小を生み、その欲望が犠牲の愛に純化するのだろう。

しかし、予測できるだけでは、霊言を読めるだけで、活用する事にはならない。マナス=霊我によって今度は、エーテル界を活用できるようになると、次に、アストラル界に参入する事になるが、アストラル界は、植物界のエーテル界とは随分と異なり、そこは動物界なので、肉食獣のように獰猛で、多様な欲望を体験するという。

人間は、死後、通称、地獄と呼ばれる欲界にいくが、このアストラル界は、この地獄と似ているようで、生きてるうちに、欲望を抑え、制御できないと、この世界で、悶え苦しむようになるらしい。

少しでも悪魔的な利己主義の欲望をもっていると、火のようなその欲望で身が焼かれる苦痛をリアルに体験するという。生きている時は、肉体=物質界が、その体験を代替してくれるが、肉体がないので、それは鞘のない刃のような痛みと恐怖を感じるようである。

そして、第三段階では、大自然全ての力を体験するように導かれるという。それはいわば全宇宙の責任の重さとでもいうべき、全宇宙の過酷さというような体験をするようである。この宇宙全体の産みの苦しみというようなものらしい。

その試練を通過すると、次の試練は、「蛇の譲渡」とよばれる人間を超える体験をするという。人間は、この体験により、思考が何であるのか、思考そのものを体験するという。脳による思考の影ではなく、思考そのもの、物質的な脳を超えて、霊的な脳をつくり、体験するという。

それは、神経が、脊柱から脳をつくったように、脳の皺のくねりから、霊的なくねりが迷宮となって、霊的な宇宙のくねりの、いわば宇宙進化の軌跡を、6次元の六芒星の霊的な脳、聖白色同胞団の傘下に参入するのを許されるという。

そして、霊我を低次な自我に堕落腐敗させないために、自我である剣の前で、この秘儀の内容を、人類の進化計画が遂行されるまでは、黙秘を貫くのを、人類のために最後に誓わされるという。

高次の宇宙人が人類に警告しているのは、結局、物欲を捨て去り、人類全体の愛に奉仕しなさいという、宗教の聖人たちが説いてきた教えとなんらかわりはないのである。

人類の霊的な進化のために、シュタイナーの人智学的医学を紹介する。

             ★       ★       ★

人体内の鉄の波動について、次のように考える人もいるだろう、

「そうですか、外から薬を服用すれば、自我の鉄の感度や敏感さが高まるわけですね、つまり、服用で瞑想と同じ感覚が得られるのですね。」

確かに、服用後、初期段階では、瞑想と同じ感覚が得られるが、このような手軽な「霊視」獲得は、非常に危険で、実際に様々に行なわれている。このような実験が、人類への供犠として行なわれるなら、話は別だが、単なる好奇心から行うなら、人間の魂の道徳的構造を根底から破壊する。

このような間違った方向で、自分を用い、色々と実験し、今日でも、その著作のなかに見られる数多くの発見をした人物が、ファン・ヘルモント(Van Helmondt)だった。

ヘルモントとは異なり、パラケルスス(Paracelsus)の霊認識は、遺伝的に受け継がれ、つまり、地上を超えた世界(あの世)から、この世に携えてきたものである。

他方、ヘルモントは、薬を服用し、自分の身体を使って実験し、霊的見解を得ていた。彼の著書から、その事が、様々な箇所に暗示されている。

もっとも手近に獲得できる感覚は、人体上部から放射され、四肢に分岐していく、鉄の放射についての自我の感覚である。

自我が、鉄の放射を感じる事で、鉄の機能や活動から、自我の制御が直観できる。

(血液が赤い理由)

 しかし、この鉄の放射を、図で示すなら、鉄は、肉体を超えるほどの能力はない、のに言及しなければならない。この鉄の放射は、人体内に制限され、肉体内にとどまる。この鉄の放射を堰き止める抵抗力を感じる(図参照)。



よって、次のような事がわかる。

「この抵抗力は、鉄が陽に人体表面に向かって放射するのに対し、球面波を描くように、陰に反射し、返すように感じる(上図)。」

以上は、放射とその抑制の両方、つまり鉄の放射が壁に突き当たり、通り抜けられず、肉体の表面を越えない知覚に相当する。この抵抗力が、他ならぬ蛋白質の活動である。

従って、人体のなかに、鉄の活動が導入されると、この鉄の活動に対して、4つの臓器から発する蛋白質の活動が抵抗するのが感じられるだろう。

鉄と蛋白質の元となる4つの臓器は、互いに抑制し合う。人体では、絶えず、このような闘いが繰り広げられている。以上が、瞑想という、人体の霊視によって、真っ先に知覚される。

医学史を研究すると、ヒポクラテスの医学、そしてガレヌスの医学でさえも、上述のような瞑想的観察の残滓によって成立したのがはっきりとわかる。

ガレヌスは、もはや、あまり霊視できなかったが、当時まだ、古代の霊視の伝統が残っていたので、彼は、それらの残存を書き留めた。彼の著作を霊視すれば、ヒポクラテスとともに没落し始めた古代の霊能力を基にした医学のうちの多くが、ガレヌス(Galen)では、まだ叡智の光を発しているのがわかるだろう。従って、自然治癒力についての重要な見解も、ガレヌスの著作のなかに数多くみつけられる。





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Last updated  2023年08月18日 19時26分43秒
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