鹿児島のイメージカラーは「黒」。 黒豚,黒酢,黒牛,黒焼酎,黒切子,黒薩摩(陶芸・薩摩焼),黒特急・肥薩線「はやとの風」,・・・・と鹿児島の暮らしには,たくさんの「黒」があふれている。
鹿児島は,豚の飼養頭数で全国一位。 なかでも肉質の優れた黒豚(バークシャー )は消費者から高い評価を得ています。
かごしま黒豚は体毛が黒色で,四肢,鼻梁,尾端の6箇所に白斑があり,六白(ろっぱく)とも呼ばれています。脂肪融点(脂肪の解ける温度)が他の豚肉より高く,肉質は筋繊維が細いことから,「歯切れがよい,柔らかい,うまみがある」と高い評価を得ています。
◆鹿児島黒豚のルーツ
鹿児島の養豚の歴史は今から約400年前。琉球から移入され,その後,鹿児島の風土と密着して永年にわたり県内で広く飼育されるようになりました。
いまの鹿児島黒豚は,明治の初期英国から導入したバークシャー種と在来の黒豚を,昭和にかけて黒豚本来の良さを残しながら更に改良を重ねて作り上げられたものです。
▼ 「かごしま黒豚」ブランド
鹿児島県が平成10年3月に特許庁に出願していた「かごしま黒豚」4種類の商標登録が平成11年4月に認証されました。農林水産省畜産局は平成11年5月14日「黒豚の表示のあり方」に関する説明会を開き「黒豚」の定義付けについて「黒豚(肉)」と表示できる豚の肉は, バークシャー純粋種の肉に限るとしました。
まち楽 鹿児島といえば…?「黒豚,焼酎,・・・」と,おいしい名物が盛りだくさんです。また,薩摩切子などの美しいガラス製品や三角錐の形をしたお猪口「そらきゅう」など,工芸品も大変魅力的です。