鹿児島―神戸・大阪間の高速夜行バスを運行している南薩観光(
http://www.nansatsu.com/liner/index.html鹿児島県南九州市)は走行中、塩素系の殺菌剤「次亜塩素酸水」を車内に噴霧するバスの運行を始めた。次亜塩素酸水は、インフルエンザやノロウイルスなどの殺菌に使われている。除菌・消臭効果をアピールして、女性などの利用増につなげる狙いだ。
家庭用噴霧器を業務用に独自改良した設備を車内に搭載した。13~14時間の走行中、10分に1分の割合で、直径3マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの霧状になった次亜塩素酸水を噴霧。エアコンを通じて車内にまんべんなく行きわたるようにした。
長距離バスは長時間密室状態になることから、ウイルスなどの感染を気にする利用客もいるという。今後同社は保有する観光バスにも順次搭載していく方針。
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