一定量のスギ花粉が、2月17日までに長崎県内で飛んだことが、ことし初めて観測され、環境省は、国内で花粉の飛散が本格的に始まったと発表しました。
環境省は、スギ花粉の本格的な飛散の開始について、1平方センチメートルの平面上に1個以上の花粉が、2日連続で観測された場合と位置づけています。
この条件に相当する量のスギ花粉が飛んだことが、17日までに長崎県内でことし初めて確認され、環境省は、花粉の飛散が国内で本格的に始まったと発表しました。
ことし、全国各地でスギとヒノキの花粉の飛ぶ量がピークとなる時期は、▽九州が今月下旬、▽九州を除く関東南部より西の地方が来月上旬、▽関東北部が来月中旬、▽東北が来月下旬になる見込みで、全国的にピーク期間は短く、20日間程度と予想されるということです。
花粉の飛ぶ量は全国的に去年よりも少ない見通しですが、環境省は「花粉の最新情報に注意し、早めの対策を心がけてほしい」と呼びかけています。