松阪牛は三重県の中部、松阪市周辺で飼育されているブランド牛です。やわらかい霜降り肉が特長の松坂牛,その秘訣は 食欲増進のため,えさに「ビールを与えている事にあります。
松阪牛は三重県の農家によって3年間ほど育てられますが、出荷の6~8カ月前になると肥育末期の食い止まりという現象が起きます。これを防止するためビールを与え、食欲増進を図っている訳けです。
これに加えて,松阪牛は焼酎で体をマッサージされる牛としても知られています。これは、毛並みをよくすると同時に、体の血行を促し皮下脂肪を均一にするために行っています。健康状態のチェックも怠りなく,暑い夏は扇風機を使って涼しくしたり、冬は囲いをつくって暖かくしたりして一頭一頭丹精込めて育てられています。このように、松阪牛は飼育に細心の注意が払われています。
なお,松阪牛とは松阪市周辺で生まれた牛ではありません。全国の産地で産まれた生後7~8カ月の黒毛和種の雌牛を肥育農家が買い、個体識別管理システムの地域内で松阪牛として育てたものが松阪と呼ばれるのです。
この仕組みは,但馬地方から役牛を導入したことがはじまりのようで、「但馬牛」の雌牛を育てたものは松阪牛のなかでも「特選松阪牛」として区別しています。
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