ロキソニンの「重大な副作用」 実際のリスクは?
解熱鎮痛剤として広く使われている「ロキソニン」の使用上の注意に、「重大な副作用」として小腸・大腸の閉塞・狭窄などが追記されることになった。
厚労省の通知によると、小腸・大腸の狭窄・閉塞の重篤な症状は、ロキソニンの副作用として「まれに」起こることがある。そのため、もし吐き気・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状があらわれたら「直ちに医師の診察を受ける」べきだということである。
厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課によると,「ただちに使うのをやめてというような、緊急性の高い話ではない」とする。
なお,「重大な副作用」とは、医薬品分野の専門用語。「もし症状が起こったら、健康に重大な影響がある副作用」という意味で、症状が軽い副作用と区別するために使う言葉だという。
「重大な副作用」という言葉は,医療用の薬に添付される文書の中に書き込まれており,読むのは医療関係者だという。
いずれにしろ, 「薬には副作用があります。そのことを理解した上で使ってください」。