便器の汚れの主な原因尿石の落とし方
便器の汚れの主な原因は尿石です。尿石はリン酸カルシウムなどの無機汚れとタンパク質が分解してできた尿素などの有機汚れが強固に結合したものです。この尿石が便器に付着したままで放置しておくと落としづらくなる強固な汚れになり、黄ばみの原因となります。
尿石は頑固に便器に付着していますから塩酸をトイレットペーパーに浸みこませて、それを尿石に当ててしばらくしてから尿石を古い歯ブラシなどでこすります。この作業を何度か行えばほとんどの場合、汚れは除去できます。
ただし塩酸を使いますから換気には十分気をつけましょう。掃除中に発生する塩酸ガスを大量に吸うと危険で、そのまま吸い続けると救急車を呼ぶような事態にならないとも限りません。
>>>クエン酸 + 重曹
まず尿石のついている便器内側に、クエン酸水をまんべんなく振りかけてください。次にクエン酸水を振りかけたところに重曹をまいてください。勢いよく泡が発生して汚れが落ちてきます。 あるいは便器の水が溜まる部分にクエン酸水を流し込みます。
そしてあらかじめ重曹を振りかけておいた部分にクエン酸水のついたトイレブラシくっつけてこすってみましょう。すると泡が発生し、汚れを分解してくれます。
*クエン酸,重曹は,100円ショップでも売っています。
>>> トイレ用尿石除去剤 トアレS 1L
重曹とクエン酸で尿石が落ちない時は,塩酸を使います。塩酸そのものは危険なので、トアレSなど塩酸を薄めて作った洗剤を使いましょう。強力な洗剤なので、ゴム手袋を忘れずにしてください。