7月15日を中心とした祖先供養の時期をお盆といい、現在では旧暦の7月に行う地域と新暦の8月に行う地域があります。東京のお盆は毎年7月13日~16日。ほかに北海道・山形・福島・茨城・千葉・埼玉・神奈川・静岡・愛知・岐阜・石川・福井・佐賀・熊本各県の主に都市地域,全国約2割の地域でこの時期に行われています。
地方とくに農村部では農閑期の8月にお盆行事を行うところが多いようです。
お盆の行事は,お釈迦さまの弟子の一人,自適が餓鬼道(がきどう)に落ちた母親を救うために,お坊さんたちの修行が終わる7月の15日に,たくさんの食べ物をお供えしてお経をあげて供養して救ったという「孟蘭盆経」(うらぼんきょう)に由来します。
お盆が始まる13日の夕方になると、精霊迎えといって祖先の霊が迷わずに帰ってこられるようにと、家や寺の門前で迎え火を燃やします。そして、仏壇の前や野外などに盆棚(精霊棚ともいう)と呼ばれる臨時の棚を設け、仏壇から位牌を取りだして置きます。
この盆棚には、果物・野菜などの季節ものや、お盆につきもののボタ餅などが供えられ、また朝昼晩の3回、ご飯と水も供えます。さらにここに、キュウリで作った馬やナスで作った牛を飾ったりしますが、これは祖先の霊が馬に乗って〝この世″に戻ってきて、帰りは牛に乗って帰っていくと考えられていたためです。
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