>>>鹿児島・姶良市のくも合戦-400年来の伝統行事が未来遺産に
※ NHKテレビニュース画面より
地域の伝統文化や自然を未来に伝える取り組みを登録する,日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に,2匹のクモを闘わせる鹿児島県姶良市の伝統行事「くも合戦」が選ばれました。「くも合戦」は400年余り前,豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に,薩摩の武将,島津義弘が兵士の士気を高めるために行ったのが起源とされ,長さ60センチの棒の上でコガネグモのメスどうしを闘わせます。
「プロジェクト未来遺産」は,地域の伝統文化や自然を後世に残そうと,日本ユネスコ協会連盟が平成21年から始めた取り組みです。
今年度は新たに4件が登録され,姶良市加治木町の伝統行事で,国の「選択無形民俗文化財」にも登録されている「くも合戦」が選ばれました。
姶良市の伝統行事「くも合戦」では,参加する子どもたち自らがクモを採って育て,大会が終わると生息地に返すのがルールとなっています。日本ユネスコ協会連盟は登録理由について,「クモの生態などに配慮しながら伝統文化の保全・継承と関連させた環境保全活動が,同時に進められている」と説明しています。
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/ 毎年6月第3日曜日 姶良市のくも合戦-400年来の伝統行事
※ NHKテレビニュース画面より
長さ60センチの細い棒の上で2匹のコガネグモモを闘わせる,「くも合戦」は,姶良市の伝統行事です。,後ろにかみつく,または糸を巻き付けた方が勝ちとなります。「くも合戦」は,豊臣秀吉の朝鮮出兵-文禄・慶長の役(1592年〜1598年)-の際に薩摩の武将,島津義弘が兵の士気を高めるために始めたとされます。1996年には国から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。
現在は2011年8月設立の『くも合戦保存会』が主催し,毎年6月第3日曜日に加治木福祉センターで開催しています。
・住所:鹿児島県姶良市加治木町本町393
・開催日: (毎年6月第3日曜日)
・開催場所:加治木福祉センター
・アクセス:JR加治木駅から徒歩で5分,九州道加治木JCTから車で3分
・問い合わせ:0995-62-2111 姶良市役所 くも合戦保存会(内線265)