ウナギ稚魚,平年並み=かば焼き,今年は手頃価格が着たいできそう
ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の養殖が順調である。需要が高まる夏の「土用の丑(うし)の日」の出荷に向け,昨年11月から今年1月末までに養殖池へ入れた量は6.1トンと平年並みとなった。かば焼きが高値だった前年から一転,夏には手頃価格が期待できそう。
水産庁発表のシラスウナギの池入れ量は今年1月末時点で,国産物と中国や台湾からの輸入物を足したもの。平年水準である5〜8トンの範囲に収まり,極端な高値は避けられそうだ。
なお,日本養鰻漁業協同組合連合会(静岡市)によると,国内漁獲量は約1トンと低水準にとどまり,残り約5トンを輸入で補っている。
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┗■ 養殖うなぎ生産量 鹿児島県が第1位
鹿児島県は温暖な気候,豊富な用水,種苗となるシラスウナギが入手し易いことなど養鰻の条件が整っていることから,全国第1位の養殖うなぎ生産量です。
2012年の日本国内の養殖うなぎ生産量は17,377トンです。県別生産量では,鹿児島県が第1位で7,184トン,以下,愛知(4,081トン),宮崎(3,111トン)と続き,浜松のウナギで知られる静岡県は1,629トンで第4位です。
鹿児島県曽於市