渋沢栄一の書簡を公開-北九州市立自然史・歴史博物館
新1万円札の肖像になる実業家渋沢栄一が,北九州市の安川電機や九州工業大を設立した安川敬一郎に宛てた書簡を,北九州市立自然史・歴史博物館(同市八幡東区)
http://www.kmnh.jp/ が7月から公開しています。
渋沢栄一は鉄道や港湾会社への出資を通じ,北九州のインフラ整備に深く関わりました。公開されは書簡は1896~97年に交わされた10通で,安川家が館に寄贈したものです。その内容は,石炭の輸送ルートを築くため,安川が設立に関わった若松築港会社と筑豊興業鉄道(現在のJR筑豊線)の経営に関する事柄ということです。北九州を代表する実業家の安川敬一郎と渋沢栄一が密に連絡を取り合っていたことがうかがえる貴重な史料です。
渋沢と安川が携わったインフラを礎に,1901年に官営八幡製鉄所が操業を開始してます。
所在地 : 福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
Tel : 093-681-1011 Fax : 093-661-7503
アクセス:鹿児島本線『スペースワールド駅』下車,徒歩約5分 西鉄バス『いのちのたび博物館』バス停下車,徒歩約1分 西鉄バス『八幡東区役所下』または『中央二丁目』バス停下車,徒歩約10分