>>>西郷隆盛の漢詩刻んだ石碑,西郷武屋敷跡に建立
鹿児島市と山形県鶴岡市の兄弟都市盟約50周年を記念して,西郷隆盛が「明治六年の政変」後に帰郷し住んだ鹿児島市の屋敷跡にある西郷公園(鹿児島市武2丁目)に,西郷が詠んだ漢詩の石碑が建立され,7日,除幕式があった。
戊辰戦争で敗れた庄内藩に対し西郷が寛大な措置を取ったことから,感銘を受けた同藩士は西郷の教えを受けに鹿児島を訪れた。庄内藩家老の菅実秀は,西郷の教えを「南洲翁遺訓」としてまとめた。こうした縁から鹿児島市と鶴岡市は1969年11月7日,兄弟都市盟約を結んだ。
◆西郷武屋敷跡(鹿児島市武2丁目)
明治6年(1873)西郷隆盛は,征韓論に破れて鹿児島に帰り,明治10年(1877)の西南戦争までの4年間,ここで過ごした。