カテゴリ:動向
緊急事態宣言が解除されてから、10月31日で1カ月が経過します。海外では英国やロシアなどで感染者が増加している一方、日本国内は減少傾向が続いています。ただ一部の地域ではクラスターが発生しており、月末のハロウィーン関連のイベントや年末年始の帰省、旅行など人流の活発化が予想される中、専門家は「第6波」への警戒を引き続き求めています。
第5波(7~8月)の新規感染者数のピークは、全国で2万5851人(8月20日)、東京都は5908人(同13日)でしたが、28日の全国の感染者数は268人で100分の1程度に下がりました。 第5波が減速した要因は明確には定まっていませんが、感染予防効果があるとされるワクチン接種が高齢者を中心に急速に進んだ影響が指摘されています。またマスクをして行動も自粛するなど相乗効果も大きかったとされます。東京オリンピックが開幕する直前に、国民がリスクの高い行動を控えるようになったことで、感染者の伸びが抑えられたとも考えられています。また、エアコンを使う夏場から過ごしやすい季節に変わったことから、密集した場所などで換気をしやすくなったことも影響したのではないかとも考えられています。 年末年始を控え、経済活動の再開が本格化しています。感染者数の減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念されていますが、いつ頃第6波が来るのかよくわかっていません。わたしは来年1月に、小さな第6波が来ると思っています。しかし流行を引き起こしたデルタ株でゲノム(全遺伝情報)の変異を修復する酵素が変化し、働きが落ちたことが影響した可能性が高いとの研究結果が正しいなら、これで終息です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 30, 2021 09:09:34 PM
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