消える街の書店
中学~高校生の頃に、よく通っていた富山市総曲輪の清明堂書店が閉店し、100円ショップに代わっていました。インターネット通販と電子書籍の普及から、経営に行き詰まったようです。1999年に2万2,296店あった書店数は、2014年には1万3,943店に急減しました。街の書店はこのまま消えていく運命にあるのか?書店で立ち読みしているお客さんがその場でスマートフォンを取り出してネット書店で注文し、手ぶらで帰宅する姿をよく目にします。この話を友人にしていたら、「俺も電機屋や家具屋を訪れ、帰ってからネット販売とどちらが安いか値段を調べて、安い方で買っている」とのことでした。今の大型書店は雑貨やCDを扱って生き残っています。カフェが入り、他の店舗と組み合わせることによって、収益化を図る店も多くありますが、コンビニの100円コーヒーがこれからの脅威です。これから寒くなります。散歩の途中に椅子のある書店入ると落ち着いて休めます。これからの本屋は、喫茶店として、仕事場として、学生の勉強部屋として、様々なお客が居心地の良さを感じる空間を作っていくことが大切です。