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2008/10/11
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カテゴリ:【P7:R14】Kham!!!!!
9月28日。ひぃ~さしぶりに、旅立ち! ひぃ~さしぶりに、チベットへ!
とはいっても、去年山を下りたのは6月末。ついでに初詣にはラプラン行ったんだけど。

いや、それでも久しぶりなんだって!


仕事をチョイ早めに切り上げて、会社の車と会社の運転手を使って空港へ。
そのままチベットへの入り口、成都まで、2時間半のフライトで。1時間くらい遅れたけど。

成都ではSim's Cozy Garden Hostel(Guesthouse)に泊まった。初めて。
ここ、日本人バックパッカーには有名で、今まで会った人たちからも「居心地良くて~ ツイツイ長居しちゃった」って聞いてたんだよね。
でも、ワタクシ、基本的に成都では宿泊しないんで、今までスルーしてた。

けど。
今日はコレまでの反省を含め、事前にバスのチケットを取っておきたい!
ってんで、このゲストハウス併設の旅行代理店にお願いして、明日出発のガルゼ(甘孜)までのバス場チケットを購入しておいてもらった。当然手数料などは発生してますよん。

*コレまでの反省*
1、2004年10月
  → 夜通しバスが走るもんだと思ってたら違ってて、結局途中までしかいけなかった。
2、2006年2月
  → 春節(中華新年)で、ダルツェンドから先のバスがなかった・・・
3、2007年2月
  → 成都についてその日のうちにダルツェンドまで行けたが、次の日のダンゴ行きバスチケットが売り切れてたので1日休み。

・・・毎回毎回反省君じゃん!


29日は10時のバスなんで、のんびり出発。
昨晩は日本語に飢えているワタクシ、宿に泊まってる日本人と結構話してたんだ。
途中で事故があって、少し時間喰ったけど、18時にはチベット世界の漢世界への出島、ダルツェンド(康定)に。

漢人ばっかり! 流石は国慶節の連休だ!

いつもの定宿は漢人で満席だったので、隣のお寺にお参りして別のトコに宿泊。
明朝は6時にバスが出るので、寝坊しないように早めに就寝・・・

さ、30日。
バスはフツーに走って、16時ごろダンゴ(炉霍)に。
1人でバス下りたら、セルタまで行く乗り合いタクシーがあった。スグ出発するらしい。
ので、乗る。40元。(←後で友人に言ったら、高い!って憤慨してた)

そのまま『ら~るん』まで行っちゃおうと思ったけど、入り口の『大門』のトコから坂上がる車が無いって言うし、真っ暗だし、大雨降ってきたので、そのまま20kmほど北にあるセルタ(色達)まで行くことに。
車の中では漢女がいたので少し話していたのだけど、途中で漢女が下りた後で運転手が「で?オマエはドコ出身よ?」って例の質問。日本人デース!

やっぱり親切になる、チベタン運転手。マトモな宿を教えてくれた。


淡々と移動の3日間でした!

でもね、このセルタ以北が『ゴロク』っちう「ディープなチベット」になるのだけど、ここ、オモシロイ!
ダルシン(ノボリみたいなタルチョ)が沢山あって、山を覆ってたり一箇所集中型だったり、楽しい!
そして、家。2階の床面積のほうが、1階よりもデカイ。そこに干草がたれていたりして、見た事ない景色が広がっていたよ!

今度、ここらに的を絞って、歩いてみよう! 絶対楽しいはず!!
途中で大きなゴンパもあったしね!

さて。
明日は『ら~るん♪』なのだけど、外国人、侵入できるのかなぁ?
まぁ自分が入れないことは全然問題が無いのだけど、僧侶に迷惑かかんないかなぁ?

もし、入れなかったら、またセルタに戻ってこよう。
で! ディープなその先! セルタ以北の『ゴロク』に行ってみよう!
一応7日まで休みにしてある。
7日を過ぎたって、
「ごっめ~ん、今、ソッチに向かってるぅ~ 3日かかるけど・・・」
って禁断の『無責任告知』手段もある!

ぐへ。
どっちに転んでも、俄然楽しい。シアワセの大地だ!


*チェックポイント情報*
タウ(道浮(浮はツクリのみ))の前と、ダンゴに通じる道のタウ側およびセルタ側、結構モノモノしいセキュリティーオフィスが。
てか、迷彩に塗った金属製の檻の中に、兵士3名が銃構えて立ってた。ギュウギュウ詰めで。

特に車をチェックするとかも無かったし、問題は全く無かったのだけどね。
でも万一を考えて、バスの中では日本人とバレないようにしてたよ。
隣の漢人旅行者、オレをナニ人と思っていたんだろ? 普通に漢語で話してくるのだけど、

「なに? 故郷に帰るの? それとも旅行?」

「あの山肌の文字、なんて書いてあるの? ・・・ふーん、おんまにぺめほ、ね」

チベット人と見られていたのだろうか・・・?
『故郷に帰る』っちゃぁ前世的にはソーなのだけど、今回は『旅行』だな。
しかも、チベット文字、読めるし。特にオンマニペメフンの六字真言は言わずもがな。

てか、実は本質を見抜く力を持つ『賢者』だったりして。この漢人・・・
その割には口臭滅茶苦茶きつかったから、話したくなかったんだけどね。


r20080928

写真1、成都→ダルツェンド

上段左と中は、泊まったお宿。12人部屋のドミに泊まったのだけど、ベッドにカーテン付いてた!しかも個別の灯りまで!びっくり!!
上段右は、お宿近くにあった『ロシア大劇場』。近くにミサイルも配備されてたよ!

下段左は、いつものバスターミナルである「新南門バスターミナル」をバスが出るところ。今回は一番前の席で見晴らし最高! てか、もう4回目だけど・・・
下段中は、雅安という成都から200km西にある町を越えたあたりから出現する、キゥイの露天。中心が赤色で、「紅心果」って名前で売ってた。当然買わない。
下段右は、ダルツェンド(康定)の川。もう、地図は要らない!


r20080930

写真2、ダルツェンド→ダンゴ→セルタ→

上段左は、ラガンゴンパ。漢人旅行者、多過ぎ! ってか、ソレは予想済み。『ココまで』は漢人多いとにらんでた。この先はトンネル効果的に少なくなるよ!(それでも居るけど)
上段右は、バス休憩中。おしっこして、その場で1枚。こんな雄大な景色、銭湯の富士山なんて比じゃあない!

中段左は、ダンゴのバスターミナル付近。モニュメントとか、新しくなってた。気持ちワル~
中段右は、・・・順番待ちがえた。ダンゴのチョイ前の、トイレ。1回5角。

下段左は、セルタの公安。左手、この画面には入っていないのだけど、この手前に広場があって、乗り合いタクシーはココから。泊まったお宿は、公安のスグ前。
下段中は、車中から撮ったこのあたりの民家。ステキ。手振れ防止機能、万歳!
下段右は、セルタから『ら~るん♪』に行くための乗り合いタクシー。1人6元。てか、「日よけ」をパカっとあけると、TVモニターが付いててビックリ!


因みに、『乗り合いタクシー』と書いてるけど、漢語では「面包車(めんぱぉちゃー)といいます。前列は運転手+1人、中列後列はそれぞれ3人ずつ座ってギュウギュウな、小さなワゴン車。





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Last updated  2008/10/12 03:59:31 PM
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