2017鳥人間コンテスト放送、土屋太鳳、BIRDMAN HOUSE 伊賀、森精機
拝啓 本日は、滋賀の誇るマイナー競技の全国大会、鳥人間コンテストの放送日。ワタクシ、30年ほど前から毎年欠かさず見ている放送。ひこにゃんの住む彦根の琵琶湖で収録される。何回か現地観戦に行った。今年は北海道旅行中の7月末の土日に収録された。 結末から書くと、今年は、昨年初出場し今年二回目出場の方が、大会新記録の40km飛行を達成し優勝。彦根から西南に飛んで、大津の琵琶湖大橋の手前で旋回し、彦根まで戻ってきて40km。約一時間半の大フライト。 人力飛行機なので、一時間半ずっとペダルをこぎ続けることになる。大体みな、足がつって体力の限界に達し、墜落だ。今年のこの方は、伊賀の森精機という、ちまたで超有名な会社勤務の方で、8年かけて一人で機体を自作し、昨年念願の初出場。あまりのビッグフライトだったので社長から褒められ、仲間も増え、本年大記録達成し優勝という素晴らしいストーリー。 琵琶湖を飛ぶということは、天候、風に非常に左右されることになる。琵琶湖の風はきついし気まぐれだ。ビッグフライトできるかどうかは、運もでかい。 しかし、この方の作成した機体。30kgほどの軽さで、細い綺麗な主翼で、飛行中は左右対称にキレイにしなやかにしなり、直進性に優れ、操縦者の体力を奪わない効率よい機体だった。画期的な機体だ。 20km地点で旋回するのだが、人力飛行機の旋回は難しく、基本横滑りして高度が下がって体力消耗するが、この機体は驚異の短時間小旋回を成し遂げた。この旋回半径は過去に見ない小ささ。 これまで日大や東北大学が上位独占してきたが、いつもパイロットは苦しい苦しいとお涙頂戴の放送だったが。。。 この方は平然とした表情で40kmを飛んで戻ってきた。 機体の能力が一歩進んだ感がある。来年からこの機体が上位に来るのではないか。このパイロットも放送では平気そうな顔をしていたが、もともと琵琶湖一周サイクリングを平気でできるひとで、伊吹山などの山岳過酷サイクリング大会の上位に食い込む驚異の体力の持ち主。 東大卒で体力抜群で運も引き寄せたこの方、来年からもぜひ成果を出してほしい。今年は歴史に残る鳥人間コンテストだった。 ちなみに今日出演していた土屋太鳳さんが主演の、鳥人間コンテストを映画化した映画の上映が9月かららしい。 それも見てみたいが、役所さんの「関ヶ原」をぜひ観たい(笑)。