カテゴリ:12オペラな日
ワーグナー続きでうれしいことです。
指揮:沼尻竜典 演出:ミヒャエル・ハンペ ヘルマン:妻屋秀和 タンホイザー:福井敬 エリーザベト:安藤赴美子 ヴェーヌス:小山由美 ヴォルフラム:黒田博 ヴァルター:松浦健 ハインリヒ:二塚直紀 ビテロルフ:萩原潤 ラインマル:山下浩司 牧童:森季子 合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団? 管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 日本人歌手としては、最高の布陣です。 タンホイザーの福井さんの声は、明瞭でよく通りますね。 ヴェーヌスと絡むところは、桃源郷にいるにしては現実的なタンホイザーでしたが、だからこそ彼女の元を去ったとも言え(笑)、まあいいかと。 エリーザベトの安藤さんは、以前聞いたときより格段にすばらしくなっていました。 繊細なのに威厳があって、それでいて大音量にも負けません。 2幕の幕開けで、歌合戦の会場に感謝するところでの登場感もなかなかだったと思います。 ヴォルフラムの黒田さんは相変わらずの美声だったし、ヴェーヌスの小山さんともども、「ベテラン健在」でもありました。 一方、オケは沼尻さんの指揮のもと、陶酔感が出ていました。 一本調子の感は否めないですけど、新国あたり(!)よりはるかによかった。 演出は、今時オーソドックスすぎる舞台にびっくりもしましたが、その分音楽に集中できました。 かなり満足した「タンホイザー」となりました。 こういう上演を、オール日本人で見ることができるのはいいですねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.30 11:24:29
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