あべ社労士のポジティブノート

しばらくブログの更新はなかったが、この間も年金問題は相変わらず連日のようにマスコミで報じられているし、個人的にも職務的にもこのブログで大いに取り上げていきたいと思っている。
がしかし、文句を言うことは言っても行動が伴わなければ、それこそマスコミと同じで全くの無責任な話しになってしまう。
そんなことを考えつつ、少し整理してブログで意見を述べていきたいと思う。

しかし今日は、ちょっと時間的余裕がないので、別の話題を・・・
先日、とある映画を観てきたのだが、それが実におもしろかった。
「リトル・ミス・サンシャイン」という昨年公開された映画だ。
あらすじは、ミス・アメリカのようなビューティ・クイーンを夢見る少女が、「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに参加するために、家族総出でアリゾナからカリフォルニアまでミニバンに乗って旅をする中で、家族の絆を作り上げていく、そんな内容だ。

映画では、宿泊先のホテルで突然おじいさんが死んでしまうのだが、そのおじいさんがコンテストの前日に不安がる孫のオリーヴに対していう言葉がある。
　オリーヴ「おじいちゃん　私は負け犬なの？」
　おじいさん「オリーブは負け犬ではないよ。挑戦するのが怖くて何もしない者こそが負け犬なんだ」

オリーブのお父さんは「モチベーション・スピーカー」として、“勝ち馬”と“負け犬”という表現で独自の成功論を家族の中にも持ち込み、その流れの中でオリーブがおじいさんに尋ねる場面である。
この想いが、映画の最後の部分まで染みわたり、オリーブのみならず家族全員、いや映画全体に培われていくのである。

最初から最後まで笑いが絶えないほど楽しい映画だったが、その中から感じとれるのは、上記のおじいさんの言葉に尽きる。
感動とともに、ちょっといいことを教えてもらった気分である。
こういう映画が観られるからこそ、映画鑑賞はやめられない