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カテゴリ:仕事関係
またまた久しぶりの更新になってしまいました
いつの間にか、5月も半ばを過ぎてしまったという感じで、連休のあとの“仕事”の嵐が一気に過ぎ去って今日に至ったという感じがしています。 さて、仕事を行っていく上で大切なのは、いかに自分のアタマで考え理論立てて整理し、相手に必要なことを提供していくか、ということだと思っています。 ちょっと難しい表現を使ってしまいましたが、要するに自分自身が納得する仕事をすることが大切だという意味です。 特に士業という仕事は、法律の範囲で与えられている仕事ですので、なおさらその範囲で納得できなければ、納得できるまで追求することが顧客への責任だとも思うのです。 私が一番毛嫌いするのは、「他ではみんなやっている」「あなただけ異なる意見を言っている」と言い、何の説明もなく従わせることです。 実は先日、ハローワークでこんなやりとりがあったのです。 相変わらず「中小企業緊急雇用安定助成金」の支給申請の業務依頼が続いているのですが、ある会社の支給申請書に添付する「実績一覧」に、担当者から「各日に曜日を付すようにして下さい」との話がありました。 厚生労働省の書式には、確かに曜日を書けるようになっており、算定期間の各日ごとに記入するようになっています。 私も、ほとんどの会社ではその書式を使用しているので、曜日も何の違和感もなく付しているのですが、指摘された会社では、書式には手書きで休日と休業日を記入してあるだけのものであるものの、もう1枚会社の書式で一覧表を作成して添付してあるのです。 会社の一覧表にも確かに曜日は付されていないのですが、会社の休日と休業日がカラー刷りでわかりやすくなっており、しかも厚労省の指導でも、会社の書式があるのであれば、厚労省の書式にこだわらなくて良いとさえしているのです(ただし労使の署名等が必要)。 こうした経緯を踏まえて、私は担当者に次のように言いました。 「それは助成金の受給要件に該当することですか?」と。 つまり、曜日を記入しないと助成金の支給決定がおりないのかということを訊ねたのですが、担当者はそのことには一切触れず、「他の会社さんでは、どこでも曜日を入れてきてもらっているし、入れていないところでも入れてもらうようにしている」と言い、「社労士だったら、協力をお願いされたらそれに基づいて会社を指導するのは当たり前」などと言い放つ始末。 こちらもその言いっぷりにちょっとカチンときて、言い合いになってしまいました。 これは、役所の都合のいいように協力をお願いしているというだけのことなのですが、協力をお願いすること云々は別にしても、その理由を何ら示さず、「どこも協力してもらっている」という言い方は、法律に基づいて仕事をしている官庁としてどうなのと思うのです こうしたことは、ホンの端緒に過ぎないことで、今回のことに限らずハローワークとの間では数え切れないほど同じような言い方をされることが多くあります。 法律要件にないことを、その場の担当官の考えだけで左右されるのは、士業に携わるものとしては看過することができません。 よく、どこそこの役所はこれは通ったが、これは通らないとか言うことが、社労士仲間同士の会話でも飛び交うことがありますが、果たして日本の行政これでよいのかなあと思ってしまいます。 しかも、「従わないのはあなただけ」みたいな言い方をされるのは、指導したり協力をお願いする立場にあるものとしてはいただけないことです。 「あなただけ異なる意見」=「間違った意見」でないということを、意地でも大切にしていきたいと思っているところです そのとおり!と思った方は、ポチッとお願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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