[カテゴリ未分類]の記事一覧 | かつて、かいじゅうたちの本棚があった。

思い出したこと。

作文にするほどのことではないんですが風さんのインスタライブ、いつも見れません。通知に気付いたときには終わっていて。見れなくても、以前だいぶファンの中でもめたせいで「見れなかった人のために」と保存したものを公開してくださる方もおられるのでどんな内容だったかは、わかります。それで、前前回の、うーん「元気ならいいんです」の回ね、途中、風さんがnotice meって言うんですよね。「気付いて」ですよ、どーいう文脈かわかりませんが。で、思い出したのが、LASA発表のあとの「愛と無関心に感謝」です。新しいアルバム発表のお礼に愛と無関心？？とだいぶ首をひねったんですが当然わかりません。ただそれを思い出して、風さん、まさにいま新しいアルバムの作成頑張ってるんだな!と思ったわけです。どーいう・・・「やば。」の歌詞も「気付いてほしい」から始まりますね。あんなにまめにアピールする人に無関心な人がいるなら厳しいなと思いますね。どーいう状況か。まあ、いいや。きたるアメリカ公演の成功をお祈りします。コバさん、ご結婚おめでとう。人生をともに過ごす人がいるのは心強いものですよ。風さんにも、そうなってほしい。本気で。私のこどもたちにも風さんにもただただ幸せになってほしいです、それだけ。幸せで優しくいてほしいな。熱烈なファンのみなさんも、変な独占欲はいりませんよ？彼らは彼ら自身のものです。日産スタジアムも楽しみですね。観にはいけないけど、何曲かは公開してくださいね！本当に快進撃でほれぼれします。何かに守られていますね、たしかに。鍛錬かな。神さまか。なんでも心の信じるままに、突き進んでくださいね、大丈夫。遠くまで、風さんの気持ちが届いてきましたね、ここから応援するわ！少し前に、お隣りの奥さんが亡くなって、その方の毎日はそこで終わって更新されることがないんだなあと思ったら、生きていることが心底ありがたく思えます。子らの成長も風さんの快進撃もみることができてよかった。あとはアルバムね(よくばり)TDCのコメントを見てワクワクしています。みんなに伝われ！そしてあの宝物のような30分をくりかえし楽しんでいます。どれもいい曲だねえ(いまさら)NHKの「光る君へ」の藤原道隆を演じておられる井浦新さんのインタビュー番組を観ていたら高階貴子様とのやりとりの背景に「連れてって連れてって」が流れて、ものすごくドキドキしてしまった。「きらり」ってほんといい曲。大好きです。←きらりに呼ばれた人。

『ぼのぼの』の２巻も読んでみた。

　画像は楽天ブックスへのリンク。『ぼのぼの』　いがらしみきお　竹書房文庫で全15巻のうちの、２巻を読みました。このブログの「第一巻を読んでみた」で、文庫版の最初の巻を読んだのが、2012年。『ぼのぼの』の１巻を読んでみた。↑　タップまたはクリックで開きます。巻数が間違ってんじゃん！と思ったら10年前だから～　その後五冊出て文庫は止まってるみたいですね。なんか、続編がありすぎてなんだかよくわかりませんw「いぬぼの」って何よ・・ぼのぼのが犬なの！？ちょっと読みたいな・・で、こないだうちに唯一残っている大学生のクマと「ぼのぼの」のつづき、読みたいね～って話になって、10年前に読んだマンガの内容なんて覚えちゃいないんですけどw　なんと私にはブログがあるので？（ずるい）なんかスナドリネコさんの話がつづきそうな気配だったなっていうことは知ってます（ずるい）まあ、あの日記は登校前の小５ネコスケが同じことを聞かれてもまったく動じず、同じことを答えてくれるというのが、すごい日記なのでたぶん今同じことをすると「さっきも言ったでしょ～　ボケてんの！？」って言われる（ボケてないけどボケてる）それで、届いた２巻を読んでたんだけどまっっったく、つづいてないw間違えたかと思うくらい。まあ、そんなもんよね。このあとにまた、つづくのかなあ？（買ってしまう）２巻の内容を知りたい人とか、いますかね？ピンポイントに２巻の内容とか知らなくていいよねw　私は、知りたかったけど。ざっくり書くと序盤：シマリスくんのふたりのおねえさん登場。中盤：フェネックギツネくん登場。終盤：シャチさんたちとぼのぼののおとうさんの物語。大笑いしたのは、ダイねえちゃんとショーねえちゃんかなw　上のお姉さんは厳しくて下のお姉さんはいじめっ子。シマリスくんは「いぢめられやすい」wぼのぼのとシマリスくんだけで進行すると、ボケばっかりでつまんないけど、途中アライグマくんの正論イライラツッコミもありつつ、フェネック親子がまたそろってボケなので中だるみしつつ（アライグマくんがいないと四人ボケだから・・誰かツッコめよ！！）最後のシャチさんの話は、けっこう壮大な（ん？）シャチグループ内の闘争の話に、謎の「死神ラッコ（ぼのパパ）」がからんでくるという・・ちゃんとした物語に、ボケがふたりね（ぼの親子）いや、あと長老が「なんでやねん　死んでへんてば」って、毎回誘いボケ的なw　死なないでwヨボヨボ過ぎて、すぐ死んでしまった！って騒がれる。まあ・・マンガを文章で説明するって、むなしいねwぼのぼののおとうさんが、ぼのぼのを「ぼの」って呼ぶのがツボ（よくわからない）そして、スナドリネコさんは出てこない。謎の「しまっちゃうおじさん」なら出てくる。これは結構、有用な情報かも！？（誰によ）Rendezvous　/　Jenevieve声が好きで、けっこう聴くのだがtake my time♪のとことか、かなり好き。で、これ「ランデヴー」じゃないですか。英語読みすると、わけのわからないことになる。こないだクイズ番組で「グランプリ」を英語で書けって「グランプリは元々英語じゃなくてフランス語だからGrand Prixって書くよ（むりやり読むとグランドプリックスになるね）」「そーなの！？　マリカーに出てくるけど知らなかった。なんで、グランプリって読むの」「フランス語だから」「英語なのに？」「英語だけど、そのままなの」当たり前のことを聞くな的なw理屈はいーから、そのまま覚えなよ・・ちなみに、その流れで「カミュの『異邦人』知ってる？あれの原題は？」L'Étranger　エトランジェまたはエトランゼ。じゃあ、英語では？クマちゃん、知らないから問題出すの楽しいwさて。うーん、寒いのか寒気がするのか微妙なところ。熱出たら休みます（熱が出たら、ね）藤井風が「be free」を体現して暴風を巻き起こしてますけどもwヒマなのかな・・w　夜中にwヤキモチで押し潰されそうになってる方もちらほら・・説明しろってよ？w（何をよ）追：名前戻りましたね。何の問題があろーか？と思っちゃうな。私は・・ヤキモチ焼かないけども・・（だって）でも、ヤキモチ焼く気持ちになるだろうか？って想像してみると・・うーん、やっぱり、自分自身の人生について、よく考えたほうがいいと思うよね。他人に期待すると、つらいし、そもそも遠いし基本、幻想だし、思いどおりには行かないよね。まあ、楽しいと思うことをしてください(^-^)河津さんに怒られない限りは好きにしていいんでしょ。私は！　LASAデモ＋インスタ＋ツイッターで風くんの歌が聴けて嬉しい！　嬉しい以外ないわ。（歌詞は完全に無視しているらしい）・・頭も痛くなってきたわw　もう寝よ。12月並の寒さですって！？寒いはずだ。頭がぼーっとしている・・変なこと書いてたらごめんなさい（いつもかw）ではでは

『華氏451度』"FAHRENHEIT 451"　レイ・ブラッドベリ

レイ・ブラッドベリのＳＦ小説『華氏451度』を原文で読みました。1920年生まれのブラッドベリが1953年に世に出した小説です。私が読んだのは、上画像のペーパーバックでイギリスの HarperVoyager から出た、This paperback edition 2008 59って書いてあるんだけど「59」って何かな・・わからん。刷数？以前も書いたとおり、三部構成で「50周年記念版に寄せての前書き」と「後書き」（AFTERWORD）がついてます。本文に興味のある方は、翻訳版でも原文でも読んでいただいて、このブログは小説のあらすじを書くブログじゃありませんよ？　残念wちなみに、本のデザインどおり、タイトルのFahrenheit 451 は『華氏451度』摂氏にすると何度かな？　こないだネコスケが200℃ちょっとくらい？って言ってましたけどそんなに高くないねって、これはFAHRENHEIT 451:the temperature at whichbook-paper catches fire and burns紙が自然発火する温度ということです。上の英文は巻頭辞にあります。ですから「炎、燃やす」っていうイメージと「本、書物」ってイメージがくりかえしことばや形を変えて現れる。タイトルはキャッチーだけど、本文に自然発火する書物が出てくることはないので（なかったと思うけど！？）本文との関連性は自分で考えなくちゃいけない。２回映画化されていて、タイトル検索すると映画のビジュアルも出てくるので、想像はつくと思いますが、消防士（fireman）が本を焼く世界の話です。登場人物は何人もいないのでわかりやすいんですが「本が焼かれる」世界の秩序に、疑問を持つ人、荷担する人、従属する人に大きくわかれます。ＳＦ的な要素ももちろんありますので、う～ん、道を歩くことが禁止されてるとか（これは、自分が夜友人と帰宅途中ただ歩いていただけで、職務質問されていらついた経験からきてるそうですw　早く帰ってつづき書きたかったのに！って書いてあったw）「parlour」って何だろうな？と思いながら読んでたんだけど応接室じゃなくて、でかいスクリーン（wall）がいくつもあって住んでる人の思想、感情、生活に干渉してくる・・要は、管理社会なんですね。こんな世の中だったら？って想像しながら読むとおもしろい。あー、あとあれだ！　機械犬が襲ってくるね！wMechanical Houndって書いてあったな、クモみたいな脚の？　どんなのよ・・映画を観たくなるわ。新しい方の映画ならCGで作れそう。firemanである主人公に、疑問を抱かせるClarisse「I'm seventeen and I'm crazy」って自己紹介するすごく地面に近い女の子。一緒に歩いてもいい？追われる身になった主人公に手を貸す引退した教授のFaber（唯一頼れる人）「Mr Montag, you are looking at a coward. I saw the way things were going, a long time back. I said nothing.」（まだつづきます）間違ってると思いながら、何もしなかった自分を責めている。何か、できたはず。この人、翻訳ではおじいさんしゃべりしてますかね・・？w　怖くて読めないわ・・なぜ本を焼くのかを冷静に語る署長（Chief）管理社会に翻弄される妻のMildred登場人物はみな興味深く。第三部　Burning Bright　は本に愛着を持つ人が胸を詰まらせずにはいられない結末です。あなたが、本だ。前書きも後書きも、そんなに大きな違いはなく最終的に作品が完成するまでの経緯とブラッドベリの「図書館」に対する愛着が語られます。大学に進学する費用のなかったブラッドベリが新聞を売りながら、図書館にどれだけお世話になったか、それは小さいころから。彼の知ってる女の人は、みんな本関係だってw先生と司書さんと、奥さんは書店員だったってwwわかりやすい。この小説は、大学図書館地下のタイプ室で小銭をかき集めて仕事場代わりに借りたタイプライターで書かれたものだそうです。巻頭の引用辞を探して、上の図書館から本を抱え降りて、また戻しに行ってをくりかえし。だからこその、結末でしょう。焼きたくて、本を焼いてるわけじゃないわ。最後にブラッドベリの後書きから。I did not write Fahrenheit 451, it wrote me.自ら動き出す作品の力よ。泣きそう。Anti-Hero　/　Taylor SwiftDirected by?　テイラーが監督したの？あ、私の大好きな遺産争いをテイラーがMVに入れ込んでいる！！w遺産争いなら映画「ナイブズアウト」をおすすめしますよ。大騒ぎだねwIt's meHiI'm the problem, it's me夢って不思議ねー。さて。ああ、読み終わってしまった・・ほんとに満足しました。ブラッドベリは、書かなきゃご飯が食べられない！妻子を養えない！って状況で小説を書いてるんですね。だから、回想にもナントカの原稿はいくらで売れたとか買い手がつかなかったとか、リアルな話が多くて何とかして人を楽しませるお話を書かなくちゃいけないと努力していて伝えたいことが、伝わるだけのことばづかいで小難しいこけおどしの表現はしない。ハリー・ポッターのローリングさんもたしかシングルマザーになって追いつめられて、書き始めたって（なんと「賢者の石」のペーパーバックもここにあるぞ！？w　読もうかw）切羽詰まると、何が出てくるかわかりませんね！しかし・・私も図書館大好き。うちの子たちも当然のように大学図書館に通ってるけど「本をめくる」って行為がアナログ過ぎて、廃れる日がいつかくるのかしら。なんだか、さみしいわ。でも、私が本だ。ではでは

Spotify YOU.

子どもたちが大学受験の年に（ワン、ネコスケは高３、クマはさらに予備校生時代）彼らが家にいる時間が長くなっていつもリビングで遊んでいる専業主婦の母と、話す時間も長くなりました。ある日、真ん中のネコスケが「ボクは、おかーさんに耳コピを教わった」と言うので、びっくりして（知らんがな）よく聞くと小学校のころ、ちっこいキーボードを買ったとき「ボクは、この曲が弾きたい」と言ったら教えてくれたんだって、私がw　こうやって、聴き取れって。当時の「ダーウィンが来た！」の主題歌ですけどサビ始まりで、サビがとても印象的な曲ですね！・・サビしか残らないって話も（余計なこと言わないの）前にも書いた気がしてきたな？まあ、いい曲なんで、もう一度聴きましょう。　飛ぶことを拒んだ僕の背中　歩いてゆくと決めた脚ここで、毎回泣きそう。人類の進化背負ってんのよwそう、で、原曲キーの主旋律だけ聴き取れる私がネコに「弾いてみて、同じ音を探してごらん？」って言って少しだけ音取りしてあげて、そのあとは全部自分でどの楽器も、演奏も編曲も自力でどんどんできるようになっていって教えたなんて恐れ多くて、とても言えないんですけどそのネコスケが、おととしあたり彼のよく弾いているヨルシカさんの曲が、YouTubeにないと私が言ったら「Spotifyで聴けるから、問題ない」と。あ、そっちで聴けるの？ってなったのがSpotifyを使い始めたきっかけです。だから2021年の初めくらいから、聴いてます。こないだ送って行ったときも、ネコはずっとイヤホンでヨルシカさんのプレイリストを聴いて歌い狂ってましたwsuisさんのキーで（苦しいだろ）いや、それで～、ここまでは回想。ここから、今日の話ね。さっき、Spotifyで聴いてからYouTubeにMVを観にいってGirl Of Your Dreams　/　Dylanう～ん・・うなされそうwdreamっていうよりnightmareよね・・しかしこの変態加減がたまらん・・突き抜けている・・聴けば聴くほど、あたし、この子好きだわ！！ってなって（単純）でも日本語の情報がないのよね。検索しても、ボブ・ディランばっかり出て、違う！そのおじいさんじゃない！ってなって、ちょっと待てSpotifyに何か書いてあるんじゃん？ありました～、よくわかった。お父さん、ありがとうw（いずこも）しかもまさに、この曲の書かれた経緯まで。無関心に対して毒吐くより「あたしをみて！」って曲を書いたって。まあ、"want me!"だから、もっと激しいよねwいや～、役に立つね、Spotifyのプロフィール。結局のところ、関心がないだけで何か悪いわけじゃないってさ。そーよね、やつあたりもさかうらみもよくないよ。あと、ついでに書くと私が笑った Will Joseph Cookさんの自己紹介文ね。「ハーイ、ウィルです。僕の高校の進路指導の先生が言いました。『ミュージシャンになんてなるつもりなら、ひとりさみしく死ぬことになるぞ』　さてここで、僕の曲が全部聴けまーす」（意訳）（以上）ひっどいw　若者の夢と希望を潰す大人になっちゃいけない。ウィルさんが、ひとりさみしく死んでしまうことを怖れてミュージシャンになることをあきらめてしまわなかったおかげではるか極東に生きる私も聴けたわけですから、ラッキー。幸せになって！！wあと、ここで触れないわけにはいかない（なぜだ）藤井風さんの「英文」のSpotifyプロフィールが、先日公開されました。ワールドワイドで行こう！・・っていうか、前の日本語の長文は（日本語が母語の）私ですらも、読む気にならなかったわ（知ってるし）あの紹介文で興味をもってくれる外国の人が、さらに増えるといいですね！さて。毎日毎日、ただ思い付いたことをタラタラ書いてますがブラッドベリが半分くらいまできて、おもしろくなってきたところです・・邪魔しないでね（してないし）まあ、ひとつ言っておくならば・・私だって、書けないことも、書かないこともあるんだからね？って、ことよ。嘘は書かないけど、書いていないことはあるよ？なんでもかんでも全世界から見えるところに書かないわ。そこまでバカじゃないわ、バカだけど！？（どっち）私が、知らん顔して説明させる人だって覚えていてね。説明しないでwではでは

『コレクター』ジョン・ファウルズ　小笠原豊樹訳

楽天で売ってないわ・・仕方ないので、映画版のジャケットでも見てください（ちょっとお～）小説はイギリスの人が書いてますが、映画はアメリカで撮られたものです。『コレクター』ジョン・ファウルズ　小笠原豊樹訳白水Uブックス　先日読んだヴォネガットと同じ体裁の古本を読みました。古本しか、ない。あ、書き忘れた、上下巻です。たいして厚くはないけど。二冊合わせても、京極夏彦にかなわない（当たり前）それで、最初に注意しておきますけどこの本を読んだことがなくて、映画も観ていなくてこれから読んだり観たりするつもりで筋を言ってもらっちゃ困るよ、ほんとに！って人はこの先、読まないでください。私のせいじゃないからね！さっさと、お帰りになって！英米文学の勉強してる人は、未読なら読んだほうがいいと思いますよ。近代イギリスの社会構造とか差別意識とかリアルだし早く読んで！　ほらほら！　図書館にありますから、きっと。もう、いいかな？w　以下ネタバレあり　私が読んだのが、上巻1998年10刷、下巻1988年3刷の白水Uブックスです。初版がどちらも1984年。で、本文中に、いまならおおやけの出版物には使用されない言葉がいくつか見られたので、上巻読み終えたくらいに「これは、最後に注意書きがあるのかな？」と思って手塚マンガなどは毎回「原本どおり載せます」って断ってますから下巻をぱらぱらしたら「訳者ノート」（あとがき）が目に入ってしまって気をつけてたのに・・ミランダがどうなるのか、自分で読みたくて・・ご親切にあらすじが書いてあるなんて・・ちなみに言葉の注意書きはなかった・・ネタバレます。四部構成。上巻はほとんど「一」語り手はフレデリック。役所勤めで、ギャンブルで大金を手に入れたことで憧れの美大生ミランダをさらって、人里離れた古い屋敷の地下室に閉じ込める。閉じ込めて、親切にお世話をしたら、一緒に暮らすうちにいつかぼくを好きになるそうです・・んなわけ、あるかい！（怒）上巻終わり近くで、ミランダがひどく体調を崩します。医者を呼ぶわけにも、連れていくわけにもいかない。どうするんだろう・・と思ったところで、語り手交代。監禁されたミランダが、フレデリックの目を盗んで書いた手記が物語最初からなぞって、再度語られます。今度は、ミランダ視点の「二」もーね、ミランダを好きになっちゃうよね！美しくて（それを自覚していて）若さにあふれていて優しくて真っすぐで、絵画製作に邁進していて、よくものを考えていて、そして悩みながら、ずっと年上の画家に恋をしている。（フレデリックは迷惑なヤツだけど、見る目はある）どーにか助かって！！って思うけど。下巻終わりに、ふたたび語り手交代「三」「四」が短く語られて、物語は不気味に終わります。救いが、ないわ・・舞城さんなら、こうはならない。翻訳者が小笠原豊樹さんと確認して読んでいます。原文を読まなくても、日本語として素晴らしい。日本語の文章に、違和感がない。いくつか、文字の誤りがありました。これは、翻訳者のせいではないでしょうねえ。校正よね。たとえば、下巻　p.114　よりにもよって傍点のついている「とねりこ」ふたつめが「とりねこ」になってます。鳥猫・・しばらく考えてしまった。そう、このお話、蝶の名前もたくさん出てくるんですがすべてカタカナになってしまうと、味気ないですね。英語だと、きらびやかなんですよ（イメージ）「とねりこ」の木は、単純に ash でしょうか。なじみがないですね。まあ、翻訳だから、仕方ない。英文の話し言葉を日本語にするときに悩むところなんですが、悩まないとおかしいんですがフレデリック　25才ミランダ　20才だけど、フレデリックはミランダに対して尊敬語で丁寧にしゃべる。むしろ慇懃無礼なくらい。ミランダは、若者ことばだけど、過度にくだけてない。時代背景を考えても、ギャルみたいに話させるわけにはいかないですね。でも、怒りを爆発させたらそれなりに暴言を吐かせないといけない。この辺り、見事だなあと思いながら読みました。ほんと、すべての英文小説を小笠原訳で読みたいわ。もう、亡くなってるけど。残念。遠くから執拗に一方的に見つめていた時間が長くてフレデリックはミランダを偶像視している、崇拝していると言ってもいい。あなたは、いつだって正しいのだからと議論をしようとしないフレデリックに「べつに、いつも正しくありたいわけじゃないわ。まちがってるって言ってよ！」（上巻　p.99）間違ってるって、言ってよ。どう考えても、閉じ込めて自由を奪っているほうが悪いのに逃げようとして彼に手斧を振り下ろした自分を恥じて責めるんですね。暴力に訴えなくてもどうにか、できるはずだって。じたばた暴れるミランダは、虫かごに入れられた蝶そのもの。狭いかごの中で暴れれば暴れるほど自分で自分を傷付けるだけ。「バタバタしないで。じっとして」って思うけどそれなら、いちばんいいのは、かごから出してあげること。おとなしくなるのは、死が近づいた兆候。死なせないで。ある光　/　小沢健二誰かが私に今日が『LIFE』（1994）の日だって思い出させたので。まあ『LIFE』はテンション高すぎて聴いちゃいられないからこの曲はね、1997年末に発表、私は1998年の春にオートバックスにいてw　頭の上から降ってきた声に動けなくなって、新曲がリリースされたことを知りました。静かな情熱に満ちた良曲。だんだん歌詞が難しくなっていまや歌詞を見ないと歌えない曲ばっかり？（ご本人がね！）小沢さんは、歌うたいというより詩人よね。にしても、衒学的に過ぎるわ。さて。Twitterを見てきました！何だろうね、風くんもスタッフさんたちも常にスミからスミまでツイートを読んでくれてることになってるんですね！（んなわけ、ヒマすぎか）いいなあ・・だったら・・私もTwitterに行こうかなあ！？（うそうそw）しかし、風くんがよかれと思ってしていることが逆にドロドロとした感情の渦を呼ぶというw難しいわね！マウントと嫉妬と偽善と（この中では偽善がいちばん嫌い）何か発言したら、同じレベルに落ちるってわかっていて黙って見ているであろう大多数の冷静な人たちと「若いから」失敗するって考えたいけど私の経験上、女の人の集団における揉め事は年齢に関係ない。いくつになっても同じ。おばさんもおばあさんも集まれば揉めるのよ！w成長しなくて恥ずかしいわ・・でも、残酷なことを言うとそもそもマウントをとれるような状況じゃなくて風くんに、自覚があろうがなかろうが嫉妬され嫌がらせされることが確実に予想される状況に、自分が「晒されている」ことに、気付いたほうがいい。風くんには悪気がないから、あなたを守らないし（・・守ってあげたほうがよくないか？）自衛しないと、自分が傷付くだけ。みんな、欲しいのは広範な人類愛じゃなくて風くんに、自分・ひとりだけに・最優先の・愛を贈って欲しいのよねwそんなん、みんなに同じようには無理よ。少なくとも私には、無理だった。今のTwitterには、近寄りたくないわ。ではでは　余計なことを書いて長くなったじゃないの！

『少年は荒野をめざす』吉野朔実

『少年は荒野をめざす』吉野朔実　集英社ぶ～けコミックス　全６巻を、読み直しました。結構マジメに。画像がいつもどおり粗いですが、いま私の手元にある版がこれで、これを読みましたよという確認のため載せます。集英社の漫画誌『ぶ～け』連載当時にリアルタイムで読みました。コミックスが出たら追いかけて買う感じですね。いや、これさー・・カバー後ろに初出情報が載ってるんだけど「昭和」表記なんだよねw　わからん。一巻は、ぶ～け　60年　９月号から12月号までを収録とのこと。60年は・・私が14才のときですから中学３年で、合ってます！　いや、1985年だよね。最終話が62年の９月だそうですよ。連載２年間か。それでストーリーは、どーせ誰かwikiに書いてんでしょと思って（最近ヤサグレぎみ）見てきたんですけどあれ、間違ってます。主人公・狩野都は、中３のときに管埜＆小林と高校見学に行ってそこで、走っている黄味島陸を見て衝撃をうけるんです。「少年として育った理想の自分が、いる」って。「（狩野によく似た）あれは、誰だろう」って。で、それまで進路も志望校も考えてなくて先延ばしにしていたのに、陸のいる高校を第一志望に、それ以外受けないことに決めたんです。で、試験の出来に自信がなくて、落ちた！　あの高校以外行きたくない！　って思いつめて家出して、美形の評論家日夏雄高のところへ逃げるわけですから、その辺間違うと、おかしなことになりますw・・クマ（うちの末っ子）がね「それ、おもしろい？」って聞くんですよ。「うーん・・少女マンガだからね（基本恋愛もの）クマには、おもしろくないんじゃない？」「・・おかーさん、少女マンガ読むんだねえ」（バカボンばっかり読むと思われたらしい）いや、今は読まないけどお、少女だったときは読むよ、そりゃ。絵がきれいでしょ？って言ったら「こわい」ですって。男子、少女マンガのキラキラ絵柄怖がりがち。それで・・何を書きましょうかw私、吉野朔実先生のマンガを、あんまり褒めてないんですよね。「分かっているのに読んでしまう」って書いてるしでも、すっきりしないけど、好きなんですよね、結局。このお話の「好きなところ」を書きましょうねw（単純）絵が美しい。言葉使いが美しい。詩的。これは、吉野先生が、お好きだったんでしょうね。「文学的」なのね。日夏雄高って日夏耿之介と埴谷雄高がくっついた名前だし狩野のお母さんは作家だし、狩野は制服小説家だし日夏さんは気鋭の評論家だし、そーいう「文学的」なのが好きな人にはいいかもしれませんね。・・15才くらいのね？　いま読むと、いろいろおかしい。「文学的」とカッコに入れた意図を察してください。あと、キャラクター的には、昔も今も管埜くんが好きですね。40枚のふとんの下の空豆が気になって眠れないお姫様みたいな、気配りの人、管埜くん。狩野を理解して見守って、ずっと好きだけど言えない（勢いあまって告白して、避けられる）仲良しのリーダータイプの同級生ですね。もー、いーじゃん！　管埜くんで！？って思いながら読んでたw　管埜くんにしちゃえよ！？って。あーいう人がいないと、私たちみたいなタイプは生きていかれないんだよ！！今回読み直して、印象に残ったのが、陸のキャラ造形ですね。「好き。付き合って」って言われると嬉しくて断われない、で、複数人同時に付き合って、最終的にひっぱたかれる。みんな好きだけど、裏を返せば、誰のことも好きじゃない。無関心。狩野は、陸を理解しすぎて、動揺させるし拒絶される。狩野ひとりを取れば、他の人間関係をすべて失うことになる。（だからって、心中しなくてもいいのに）この辺は、15才の私には理解が難しかった。まあ、今でも、よくわからないw陸の登場時は、狩野とそっくりだったけど終わりに近づくにつれて、陸は陸の絵柄になっていく。これが意図されたものなのかどうかは作者が亡くなっているので、確認のしようがありませんね。知ってる方は、教えてください。たくさんの「彼女」たちのなかで、唯一長持ちする鳥子さんも好き。昔の高３は、大人だなあ！wそんな感じですかね。あと、情報としては、２巻巻末に「MAKING OF "SHONEN WA KOYA O MEZASU "メーキングオブ「少年は荒野をめざす」」５巻巻末に「MOTHER COMPLEX」「FATHER COMPLEX」「BROTHER COMPLEX」が収録されています。以上！（厚切りジェイソンで発音してね）一読の価値はある、と言いたい。（入手困難だったりするのかな？）クエスチョンズ　/　PIZZICATO FIVE「Q&A」って日記を書いたときに貼ればいいのに・・計画性のなさにも自信があります。『Overdose』ってアルバムが好き。さて。「おかーさんは、Wikipediaを信用しすぎ」ってネコクマによく怒られるんだけど信用するから、嘘を書かないでくださいwわかってはいるのだがw前にYaffleさんがラジオで、海外のなんとかってバンドのWikipediaを最初に書いたのは僕って話してておもしろかったんだけど、何だったか忘れちゃったわ（役立たず）一生スイカを割れないっぽい藤井風さんへ。帰ってきた宮崎公演、頑張って。今度こそ。あと、ふたつ。ではでは