生き物にもやさしい『溝切り』。
生き物にもやさしい『溝切り』。G タズリさまにて草をとられ、土中のメタンガスや硫化ガスをだされた田 は大きく育ってきます。そして充分に育ったところで 「中干し 」で、イネに気合を入れたその後の管理です。 そんな田んぼに関する作業で、最後の仕上げの作業があります。それが 「溝切り」 です。 これは 田の中に 5~10m間隔に深さ約10~15センチ・幅約20センチの溝 を掘ること 、なんですよ。ののののの タズリさまと同じで、いまはエンジン付きがありとても楽。 そうですね、今年もやってみたのですが、田の中の周囲と、田の中に3本の溝を掘って、10アール当たりで、だいたい30分というところ。 なあにやってみれば 早いものです。 機械は こんなかんじ です。 最近は トンネルを掘る ようなものもあるんです。 そんな溝を、田の中に掘ることで、なにが変わるのだろう・・・なんておもいますでしょう?けれど、これがもうまったく・たいしたものなんです。 中干しで水を抜きたいときには、この溝を使ってササッと排水できますし、逆に田が乾いて水を入れたいときは、この溝を伝ってスムーズに水がはいる。 それはもう感激もの。すばらしい技術なんです。 そしてこの技術には、もうひとつ、とても感心するところがあるんです。 なんだとおもわれます? それは、田の水が干されるときに威力を発揮します。水の出し入れのために掘ったはずの、その溝が、メダカやオタマジャクシなどなどの田に生きる水棲生物のための〔用水路への〕避難路になるののののののののの ことなんです。 『昔から伝えられた農法は、生き物に対するやさしさを持っている』と、かんじる瞬間ですね。 『水の管理は、稲つくりの半分を占めるほど大切な作業 である』という、 みずみはんさく のお話は こちら 。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」