熱中症対策は万全に〔とくに雇用する場合〕。
熱中症対策は万全に〔とくに雇用する場合〕。K 全国で真夏日が連続するという気象予報が出ています。そんなときに気をつけねばならないのが、熱中症です。というわけで今回は、4年前の6月期に史上はじめて農水省から発表された「熱中症を防ぐ対策の徹底を呼び掛ける通知」の回を再録してみました。よろしかったら、ご参考に。。 ↓ 全国各地で気温35度を超える猛暑日が続き、農作業中に熱中症で命を落とす農家が相次いでいます。この事態を受けて農水省は、6月23日に各都道府県に対して熱中症を防ぐ対策の徹底を呼び掛ける通知を出しました。 通知では (1)日中の作業を避け、小まめに休憩や水分摂取をする(2)帽子をかぶり、汗を発散しやすい服装にする(3)遮光・断熱材を設置したり、風通しを良くし室内の換気をはかる などの対策を呼び掛けています。 特筆すべきなのは、この農水省のだした熱中症を防ぐ対策の徹底を呼び掛ける通知です。じつはだされるのは、初めてのことなんですよ。これは、今年の雨明け以降の全国的な急な気温上昇が異常だという理由のほかに、近年問題となりつつあるもうひとつの農業界の事情に配慮したものだといえそうです。 その農業界の事情とは、そう、農家の高齢化です。そして 1人で農作業する高齢者が多くなっていることも心配されています。 汗腺の働きが弱くなる高齢者は熱中症を発症しやすいため、予防の指導措置を、〔高齢者の割合の多くなっている農業界では〕より強化する必要があったというわけですね。ちなみにさらに気をつける予防策として (1)ハウスや農地に温度計をおいて気温を確認する(2)濡れタオルを首にかけるなどして体温の上昇を防ぐ(3)水分と塩分を補給する(4)無理な作業はしない(5)携帯電話などの連絡体制を強化しておく といった注意点を、農水省の通知に加えて挙げている自治体も多いようですよ。 「気温30度付近から増えはじめ、35度以上で急増するという熱中症」・・・体が暑さに馴れるためのここ1週間ほどの対策がとても大事になりそうですね。 みなさま、健康あっての農業生産活動です。余裕をもった作業を心がけてまいりましょう。 とくに法人などの経営陣のみなさま。ベテランではあるが高齢な方や 作業に慣れていない新規就農者さんを雇用している場合には、とくに 熱中症対策を徹底させましょう。 なんといっても仮に事故がおこった場合には、雇用する側には労働基 準法に基づいた義務が生じることになるのですから。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」