FMトランスミッターの修理。
ネットで800円くらいで購入した車載用のFMトランスミッター。デジタル選局で周波数ブレも無く意外と飛ぶのでBGM代わりにMP3の音楽をFMラジオに飛ばして使っていたのですが、何度か強打した結果、バラバラに壊れてしまいました。ので、それを修理します。バラバラになりましたが、切断したのは電源部との接続コードのみでUSBコネクタ周りは健在でした。押しボタンUI部。ボタンのプラスチックは吹っ飛んで無くなってしまいましたが、中の接点は前回作ったFMラジオと全く同じ構造で、バネ性のある金属プレートを基板接点と接触させるタイプ。私がラジオでやったと同じように金属プレートをフイルムで保護固定してあります。切断された部分は、Vcc、GND、ANTの接続部です。こちらは12V->5Vの降圧基板です。なぜかANTが赤でVccが青のコードが使われていて非常に気持ちが悪いです。Vccを赤、ANTを青に変更しました。12VのACアダプタを接続できるようにコネクタを半田つけして完成です。アンテナはコンデンサを介してGNDに接続されていると思われます。なので、GNDに電線を接続してANTとして使用します。電線の長さを適切にすれば結構飛びますね。ついでなので、中身を確認。これはトランスミッタICでしょうか?KTシリーズのICのようです。これはEEPROMのようですね。設定周波数の記憶用でしょうか。たぶんこれはMP3デコード&LCDドライバなど用のICでしょうか。直接モールドされているので中身は不明ですね。基板を見ても調整できるコイルのようなものは見当たりません。デジタル処理(DSP?)のタイプでしょうね。そのため部品点数も少なく、組立工数もかからず、品質も安定するということで、安く生産できるのでしょうね。