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テーマ:ニュース(99465)
カテゴリ:格差社会
最近、気になっているのは資本主義の暴走。
規制緩和、官より民、小さな政府・・・とそんな掛け声に踊っているうちに、いつのまにか日本は国内に膨大な貧困層やその予備軍をかかえる国になってしまった。 自分で自分の生計すらたてられず親に寄生したりネットカフェを泊まり歩く人が多勢いるなんていうのは普通じゃないだろう。 日本にはそこはかとない共同体の伝統があって戦後は企業がこの共同体の役割を引き継いできたのだが、企業がその役割を放棄し、株主や経営者のための企業となってから、世の中は変わってきたようだ。 30年代くらい前だったら多くの人に帰るべき故郷があった。 会社がだめなら親の畑を手伝えばよいという農村社会のセーフティネットである。 また国によっては信仰共同体のようなものがセーフティネットの役割を果たしているところもある。 でも、今の日本にはそんなセーフティネットはないし、最後のセーフティネットである市町村の福祉窓口すらも水際作戦などをやっている時代だ。 もう最近ではマルクスの亡霊にでも、もう一度でてきてもらわないと、この暴走、貧困者の量産という流れはとまらないのでは・・・と思ってしまう。 (同趣旨のHPがここにあるので参照 http://www33.ocn.ne.jp/~massan/bourei.htm) ※ 法律というものは社会を適正に維持し人の幸福に寄与するためにあるもので、そうならないとしたらそんな法律は早急に見直す必要があるだろう。 300日規定(婚姻解消後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定する)などはまさにそれではないか。 女性は家にじっとしているもので、婚姻解消があるとしたら死別か夫の家から追い出される場合かのいずれしかない。そして貞女は二夫にまみえず・・・。 もちろん医学も未発達で、誰が誰の子かなんてことも容貌の類似などで見当をつけるしかない。 とまあ、こんな時代なら300日規定もそれなりに意味があったかもしれない。 しかし、今の時代は女性も積極的に動き、医学で正確な親子鑑定もできる時代だ。 前夫の子と推定するか否かが問題になるのは通常は後夫がいる場合だろう。 前夫と離別し、300日以内に再婚し子供が生まれたら常識的にはそれは後夫の子ではないか。 結婚生活が破綻した状態で離婚の直前で「子作り」をするなど普通はありえないことだからである。 こうした法律の条項が今も残っているのってすごく不思議だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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この問題は私も自身のブログで取り上げようと思っていたネタでして、私も早急な法改正が必要だと思います。日本人の両親から産まれたのに日本人でいられないなんて、絶対にあってはなりません。
ただ、貴方が仰るように「有り得ない」事をするからこそ「有り得ない」結果になるとも言えるわけでして、同時に「子連れ離婚禁止法」も制定すべきだと思います。 (2008年05月22日 01時14分22秒)
コアラのリボン222さん
何故今の時代にこんな規定があるのかからして大いに疑問です。親子鑑定技術も格段に進歩しているのに。 >ただ、貴方が仰るように「有り得ない」事をするからこそ「有り得ない」結果になるとも言えるわけでして、同時に「子連れ離婚禁止法」も制定すべきだと思います。 結婚生活が破綻して離婚の直前に別れる相手との「子作り」はありえませんけど、今後一緒になるつもりの相手との「子作り」は大いにやることでしょう。子連れ離婚は問題ではありますが、結婚離婚など男女の仲のことは法で規制しようにもできない。 ならば不幸を最小限にするように法を変えるべきですが、300日規定は逆に不幸を増やす法律で問題です。 (2008年05月22日 05時44分18秒) |