|
テーマ:ニュース(99486)
カテゴリ:マスコミ
連日一面トップ扱いの尖閣衝突ビデオ流出問題の記事をみると不思議でならない。
これの最も大きな問題は何だろう。 新聞の論調も自民党の与党攻撃の理由もどうやら「政府のずさんな情報管理」にあるといいたいようだが、「ずさんな情報管理」をいうなら国際テロ捜査情報流出の方がはるかに深刻なのではないか。 それなのにこの情報流出事件については、後追い報道が全くといってもいいくらいにない。 尖閣ビデオ流出を非難するのは民主党を利するけど、国際テロ捜査情報流出を騒ぎ立てるのは与党民主党のためにならないから…もしかしてマスコミはそんなふうに考えているのではないかと疑ってしまう。 国際テロ協力体制の蚊帳の外におかれ、各国の連携からもしめだされていくであろう日本はこれからテロのかっこうの標的になっていくのではないか。 それを思うとおそろしい。 * これに比べると尖閣衝突ビデオの方は情報流出といっても深刻さの度合いは国際テロ捜査情報流出に比べ格段に低い。そもそもこうした情報は非公開とすべきかどうかという議論はさておいても、流出の時点ですでに国会議員には閲覧させており、国会議員の国から内容はかなりもれていたからだ。中には「コツンとぶつかった」と嘘を言っていた人もいたようだけれども。 要するに、流出時点ではすでに機密でもなんでもなくなっていたわけである。 ここで流出しなくとも、いずれはなんらかの形で公開された情報ではないか。 そんな流出に対して政府が私怨むきだしで怒っているようにみえるのはG20やAPECでの日中首脳会談の成否がかかっているからだろうか。 首脳会談といっても、中国は要人をつかいわけているようで、相手が米英仏独それにロシアあたりだったらコキントウが会うが、日本総理くらいだったら普段はオンカホウだ。G20やAPECの場で菅とコキントウの首脳会談にこだわるのはわからないでもないが、さて、首脳会談で何を話し合うのだろうか。まさか尖閣衝突の謝罪を期待するわけではあるまい。 いっちゃあなんだがせいぜいツーショットで握手している写真でもとって国内向けに菅総理の大物ぶりと日本外交の勢威をみせつけるといったくらいが目的なのではないか。 あの小沢が新人議員を大挙連れて訪中しコキントウとのツーショットをとったのと発想は同じである。 * 今までの総理というのは鮫の脳みそなんて偏差値エリートぞろいのマスコミに揶揄されていた方も含め、皆総理の椅子に座ればそれなりに総理オーラを発していた。 でも今の総理にはそうしたオーラがみごとなほどにない。 国際会議での良い点と言えば英語がまったくできないようなので失言の心配があまりないことくらいかな。あのポッポみたいに英語で二酸化炭素25%削減みたいな日本の金を世界中にばらまく演説をされたらたまらない。 民主党になってから国はずぶずぶと沈んでいくばかり。 給料は下がり、失業は増え、希望はなくなっていく。 街を歩いても、目に見えて空きテナント、広告の空きスペースが増えている。 いったいどうなっていくのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マスコミ] カテゴリの最新記事
|