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テーマ:ニュース(99487)
カテゴリ:マスコミ
NHKの職員から某政党に内部告発があったという。 森友のニュースは5分以下、総理夫人の映像は出すななどと言う官邸からの要請があり、それをうけて報道番組が作成されているという。真偽のほどは不明だが、昨今の報道を見るとありそうな話だ。生活保護削減、カジノ、裁量労働制。いずれも国民の生活に大きな影響を与える事項だと思うのだが、こうしたものについての報道がどのくらいなされたであろうか。ちなみに生活保護削減は最低賃金などとも連動するので、受給者だけの問題ではないし、すでにカジノを導入している韓国では、韓国人入場可能な山間部のカジノに客が殺到し、深刻な生活破綻の問題も見られるという。もちろん、森友案件は国会で大きな問題になっているが、この報道も少ない。森友については、「とるに足らぬ問題」と見る人もいるかもしれないが、国会でそれを問題視しているのであれば、その「国会で問題になっている」ことを報道するのは、報道の使命であろう。 かわりにNHKがどんな報道をしてきたかを思いだしてみる。 共謀罪が強行採決された日には、パンダの赤ちゃんや中学生棋士を大報道していた。こういうのはワイドショーネタであり、総合ニュース枠で時間をとってやるようなものではないだろう。そしてその後は、相撲協会の理事長選を大報道し、さらにオリンピックが始まると狂ったようにオリンピック報道をやっていた。 なんなんだ、これは…と思った人は多かったのではないか。 ニュースだけでない。かつてのNHKはクローズアップ現代では、貧困問題を意欲的に取り上げていた。ワーキングプア、ネットカフェ難民、名ばかり管理職、こうした言葉もこの番組から広がったと記憶する。そんな頃に比べると、昨今のNHKはすっかり様変わりしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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