|
カテゴリ:マスコミ
昨日、著名な政治家の結婚のニュースをNHKがニュース速報で流したという。
いくら政治家であっても結婚は私事のはずで、ワイドショーならともかく総合ニュースでだいたいてきに扱うものではないように想う。 NHKを批判する政党が議席を獲得したといって話題になっているが、受信料の強制も含め、NHKを批判する風潮は高まっている。他の枠のニュースはそうでもないようなのだが、最もメインとなる9時のニュースが芸能ネタやスポーツネタにかたよりすぎているのも大いに問題のように思う。この間の参議院選挙にしても、選挙のニュースは驚くほど少なかった。公正中立と言うのはわからんでもないが、争点となりそうなものについて情報を提供することも、報道の大きな役割であろう。 テレビと並んで、世論に影響を与えるのは、新聞や雑誌などの活字媒体であるが、最近の雑誌の高齢者シフトも目に付く。それだけ読者層も高齢化しているということなのだろうけど、これでは前からあった老人向けの雑誌などは存廃の危機になっているのではないか。それとも高齢者層というパイ自体が膨張しているのでこれはこれでかまわないのだろうか。 そして週刊誌といえば、もう一つ、めったやたらに特定の私人をバッシングする報道があるのも気になる。さる皇族の婚約内定者とされる某さんなのだが、そもそも法律事務所勤務というのはそんなに酷い職業なのだろうか。もちろん弁護士志願で法律事務所でアルバイトをするという人は昔からいたのだが、だからといって法律事務所では弁護士以外みなアルバイトというわけでもないだろう。れっきとした大手法律事務所で語学専門職として勤務しているというのなら、それはそれで立派な職業ではないか。それに、収入だって他のサラリーマンとそんなに変わらないのではないか。さらに週刊誌ではさる女性皇族についても「高等遊民」という言い方をしていたが、これも失礼だろう。公務といっても、皇族自らが手を挙げてやるというものではない。どうなっているのかは知らないが、声がかからなければ、自分からやるというわけにもいかないし、そもそも「公務」の範囲自体不明確だ。職業についてだって、自分で何かやると言ってできる立場でもない。もちろん一般人のような就活の苦労はないが、かといって、〇〇で働きたいといったって、それが自由にできるというわけでもないのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マスコミ] カテゴリの最新記事
|