今朝、近所の店にいったらかなりの人数の客がカートをもって食品を買い込んでいた。トイレットペーパーやティッシュも相変わらずの売れ行きで一人一点ずつ次々と買われていく。そしておどろいたことにマスク(これも一人一点なのだが)も一点だけ残っていた。この店でマスクを見るのはひさしぶりだったので、もしかしたら品薄が解消される兆しなのかもしれない。
オリンピック延期が決定したと思ったら都知事の都市封鎖の可能性もある旨の発言もあり、それを受けての買いだめ騒ぎである。大臣が食料のストックは十分あるなどといっても、あまり信じる人はいないのではないか。2月のいつだったか、官房長官が来週にはマスクはいきわたると言って以来、大臣や政府高官の言葉はずいぶんと軽くなっている。都知事は感染拡大防止のために、密集、密閉、密接をさけるべきだというのだが、満員電車などの公共交通機関については、なにもふれないのはなぜなのだろう。満員電車にしても満員バスにしても、密集と密接はどうにもならない面がある。テレワークといったって、実際にものやサービスを提供する仕事は人が動かなければどうにもならないし、そうした仕事に就いている人も多い。優雅なテレワークの実態をテレビなどで紹介しても、そんなのは他人事と思う人もいるのである。そうした人々は仕方なく公共交通機関を利用して、けっこうストレスを感じている。けれども密集や密接はどうにもならなくても、最後の密閉はなんとかなるのではないか。開かない電車の窓の上に風穴を開ける、バスの窓を開けるなどはすぐにでもできるように思う。満員電車でも風が吹き込み、換気を実感できるだけで、ストレスと不安はずいぶんと和らぐものである。
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