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テーマ:ニュース(99468)
カテゴリ:時事問題
以前から思っていたのだが労災事件事故のニュースはなぜこんなに小さいのだろうか。そしてその死亡者も〇代〇性社員とかいうように書いてあるだけである。やはりこのあたりマスコミもスポンサー企業に遠慮しているのだろうか。そんな中で、死亡者の状況についてやや詳しく報じられていると目につく。 千葉県にある食品工場で61歳のアルバイト女性がベルトコンベアーに巻き込まれる事故が起きたという。 「いつか起こると…」「社会に殺された」 山崎製パン工場で60代女性事故死、ネット上で悲痛な声 【急上昇ニュースのウラ】 | 千葉日報オンライン (chibanippo.co.jp) 単に社員(アルバイトも会社に雇用されていれば社員と書いても誤報ではない)というのではなく、61歳、アルバイト、ベルトコンベアーというと様々な想像をよぶ。 アルバイトというとごく短期の研修(業務説明)を受けた後慣れないまま現場にたっての被害なのではないか。建設現場や工事現場の労災の中にもこうした短期のアルバイトによるものがあるのではないか。気になるところである。 また、61歳というと今では老人とはいわないのだろうけど、それでも、定年後になおかつアルバイトをして収入を得なければ暮らせないという人が多い。この死亡女性にもそうした事情があったのだろうか。このくらいの年齢は老人ではないが若くはない。急な体調不良なども起きやすいし、貧血やたちくらみもある。目の前で動いている機械の前で倒れ、そのまま引き込まれたということはないのだろうか。高齢の就業者も今後ますます増えていくことを考えると、全体の効率を犠牲にしても、就業者の安全を考えるということも必要なのではないか。高齢者はいらない、外国人で賄うというのであれば、そんなことは不必要なのだろうけど。 最後にベルトコンベアー。流れ作業に労働者が振り回されるモダンタイムズのような世界は過去の話で、今では多くが機械化されて、人がベルトコンベアーの前で手作業を行うなどごくわずかだと思っていたのだが、令和の時代にもやはり手作業はあった。そして命まで失うとなるとモダンタイムズよりも怖ろしい。 この労災事件というか事故というか…これ以上の続報はないのだろうか。やはりネットに比べてテレビや新聞の報道は少ないようなのだが、気になるニュースである。もちろん被害者のプライバシーなどは知りたくもないのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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