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カテゴリ:メンズカウンセリング
今日はけっこうハードでした。カウンセリングが三件。いずれも離婚がらみの来談者の方です。こどもに会えない苦悩を共有しています。
一般的に離婚や面接交渉をめぐって法的な争いを経験することは珍しくありません。家事事件に関しては争うよりまず話し合いの上での合意形成が求められるべきでそのための調停前置主義(調停を経ないと訴訟に入れない)ですが、弁護士が入ると双方の対話が難しくなり、訴訟のための前哨戦になりやすいのも事実です。 その結果不必要にお互いが傷つき、その後の面接交渉や養育費負担がスムーズに行かなくなることも少なくありません。こどもは責任がないのに結果を負わされます。 離婚やむなしという場合でも私は傷つきの離婚をしてほしくないから、極力闘わずに結果を導くよう助言します。しばしば、離婚をいつたん受け入れて関係の修復を図るのも有効な選択です、と助言します。 今夜の来談者もその助言を聞き入れて、相手方の離婚の要求にあっさり応じました。その結果闘いにはならずに、今後の関係修復の第一歩が踏み出せたようです。 届けは紙切れ一枚。心は法律では縛れません。相互の信頼と尊重が何よりの絆ですが、いったん壊れたらそれを作り直すには長い時間と適切な援助者が必要です。残念ながらそれができる援助者はほとんどいないのが現実。 わたしの周囲には修復的離婚を経る方は稀ではありませんが、世間ではなかなかそれも難しい事のようです。ましてや司法全体が修復的価値観を法体系に組み込むにはあと百年ほどかかるのかもしれません。ああ・・・!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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