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カテゴリ:日記
今日の出前講座は発達心理学の学童期当たり。リビドーの発達で言えば潜伏期、ピアジェの言う具体的操作段階。エリクソンはこのあたりの発達課題を勤勉性とし問題を抱えると劣等感の形成となるとします。
劣等感と言えば、アドラーは人の発達における劣等性の補償とか集団社会に参加・貢献する意欲としての共同体感覚とか言ってますが、劣等性の補償は納得するけれど、集団社会に参加する意欲と言われても、納得できない私です。 私がまえまえからアドラーに違和感を感じていたのはこの辺りの事でしょうかねえ。勇気づけとか言われてもねえ・・・。どうも社会の価値観に適応する事が前提で考えられているみたいで、反社会的?な価値観を持つ私には違和感を感じてしまいます。 私はこどもの頃から社会の価値観に沿えない感覚で生きて来たし、今もそれは変りません。私の共同体感覚は社会合理性に導かれるものではなく、もっと深い実存的な共感だったり、霊的な共感だったりするところに由来しますが、それはアドラーの思考する範囲を逸脱するところです。 そんなこんなでアドラーには違和感を感じていますが、十五年ほど前知人がアドラーの勉強会に誘ってくれたときの誘い方が私の気に入らなかっただけではない、と、今の私は理解できています。ロジャースにはなんの違和感も感じなかったのとは随分違うみたいです。 今日の講義の後、午後からはカウンセリングが二件。夜はパソコンのメンテナンスに知人が来てくれて、その事でかなり遅くまで事務所に。 ああ、こうして今日もあっというまに一日が過ぎてしまいました。明日は少し走れるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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