|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日は午前中は女ワークをこじんまりと、お昼と夕方にはカウンセリングを行いました。久々に仕事をしたなっと言う実感の1日。
カウンセリングでははじめての方がDV問題の解決を目指して来られました。そこのご夫婦は夫婦間の暴力について解決したいとここ数年あれこれ考え、相談にも行ったけれど、どうも目指す方向とは違うと感じておられて、私のところにたどり着いたとの事。 そう言えば、女ワークの参加者も、以前別のワークに行ってたけれど、そこでは男は敵という雰囲気が強くて、夫と関係を修復したいと言う願いとは裏腹に、現実の夫婦関係はどんどん悪化していったとの事。 最近はストーカー殺人事件とかDV殺人事件とかいろいろ報道されていて、DV男やストーカー男はとても危険、何をするかわからない、早く別れて関わらないようにすべき・・・というイメージが定着しているように感じます。 そのイメージは事実ではなく根拠なき集団妄想なんだけれど、そのイメージに基づいて支援が組み立てられると、現実から遊離した支援のための支援になってしまいます。ほんとに問題を解決したいと言う当事者の思いには添えない支援になっているから、先述の方達のような事になるのだろうと思います。 家族間や親密圏の関係に於ける暴力は単なる加害者と言われる人の認知の問題だけではなく、それぞれの文化的背景やら生育時の体験の問題、親世代や職場関係の問題、など多くの要素が複雑に絡んでいます。 その複雑な問題をひとつひとつ解きほぐして、問題の本質的対応と緊急対応を組み合わせつつ冷静で且つ大胆な支援をする必要があります。そう言う意味で修復的支援を実践するのはとても難しいのかもしれません。縦割り、官民意識、人権意識の低さ、等がある今の日本の援助システムではとても難しいでしょう。 そう言う意味で、世間の常識やら現状のシステムに基づいた支援では当然限界はありますから、私は世間ではやらない事を次々ためらわずに行っていきました。 クライアントとの関わりにしても援助のシステムにしても、世間ではあり得ない事、やるべきではない事であれ、それがクライアントの回復、関係の修復に役立つならためらいませんでした。その辺り、私のやっている事を理解できない人からは、わたしがうさんくさく見えるんでしょうねえ。きもちとしてはわからないでもありません。 そうそう、うさんくさいと言えば、ずっと以前、私がうさんくさいヤツとの嫌がらせのお葉書を頂いた事がありました。もちろん、誰がだしたか今もって確定はできていません。そのうさんくささ・・今も感じてる人も少なくないんでしょう。 事実とはまったく異なる事を垂れ流す週刊誌やら一方的な主張のみを伝えるマスコミやらを信じたフツーの人にしてみれば、DV男と同じで、理解不能なカウンセラーは当然うさんくさいヤツ、と言う事になるのかもしれませんね。けれど、そんなヤツだからこそ、クライアントのための様々な支援を行えるのでしょう。 対立や不信を招かず、怒りや憎しみ悲しみや不安から解放されるための修復的支援、本当の回復のための支援がどこでも行われるには・・またまだ、数十年が必要なのかもしれません。 今は懐かしい嫌がらせ1号・・私の大切なメモリアルです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/10/10 12:50:04 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|