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味くんの家族再生支援日記

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2016年12月以降の記事は https://jafarec.com/ より御覧ください。

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2013/10/31
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、ある方から離婚の報告を頂きました。その方との関わりはもう5年近くになるでしょうか。はじめはその方本人ではなくて、パートナーの方が先に繋がって来られたように記憶していますが・・・。

以前にも「美しき離婚」ということで、あるケースを参考に書かせて頂いた事があるけれど、その方たちとは違って今回の方は子どもさんがおられました。

5年前・・・下のこどもさんはまだおむつが取れてないくらいだったように記憶しています。夫婦間の対立と不信があって妻さんがあちこち相談に行ったけれど、男は変われないから離婚すべきだとの助言が多く、納得できなかつたとの事。

妻さんは夫さんに変わってほしくて、私のところを紹介したらしい。で、彼が私に繋がってきたとのこと。といっても、彼はあまり自分の問題とは考えてなくて、真剣にカウンセリングやワークに来るでもなくて、ときどき電話であれこれ、気持ちをいいつのる程度でしたが・・・

いつまでも変わらない夫に対して業を煮やして彼女自身が私のところに繋がって来られました。もちろん私は離婚すべきとは言いませんし、夫さんも変われるとは思いますが・・と反応した事でしょう。また夫さんの問題だけではなくて、相互の関係の問題でもあり、それぞれが問題を抱えているとも、はっきり言ったように思います。

しばしば女性相談ではあなたは悪くない、すべて男性が悪い、とだけしか言わないことが多く、その言葉にすがってしまって自分と向き合う事を避ける女性が多いのではないかと思います。が、私はそれぞれの問題を解決する事はそれぞれに取って有益だとも言います。

夫は変わらなくてもあなたが変われば、夫も変わるかもしれないし少なくとも関係は変えられる、と。その方は夫さんを変える事よりも自分を変えることに重きを置かれたのか、カウンセリングに時々来られたし、いろんなイベントにも来られるようになりました。

その結果随分と自己成長する事ができたようで、夫さんのコントロールを受けなくなりました。パワーバランスも変わっていき、夫婦の関係も変えるべくいろいろ対話を重ね、提案もされたようです。

けれど、なかなかその言葉の意味、文脈が夫さんに通じなくて、やむなく彼女が選択したのは離婚でした。けれど、離婚する事を目的とする訳ではありません。結婚生活に意味が見いだせず、むしろ離婚して完全に対等で自由な関係になれた時にいい関係になれると確信した彼女は闘わずに離婚する事を考えられていたし、私もそれぞれに修復的な離婚の意味や実際について、助言を重ねていきました。

DVと言う法律や制度を使って、一方的に離婚する事は難しくありません。弁護士を雇えば離婚に向けてまっしぐら。弁護士は相手からいくらむしるかだけを考えて訴訟を進めます。使えるなら嘘でも書くし、勝つためには汚い事でもためらわずやります。当事者同士は話し合う事もないし本音や事実を擦り合せると言う事はありません。その結果、お互いが深く傷付きます。無意味な傷付きを得て勝っても負けても大金を失います。

こんな離婚にしてしまうのも当事者同士はいいとして、責任のない子どもは何も知らされないまま両親が傷つけ合い、その結果引き裂かれると言う、とんでもない体験を強いられます。

こんな離婚にしてほしくないので、私はお互いが充分に話し合い、離婚の意味や離婚後にどうやって子どもにお互いが関わっていくかについてしっかり話し合うように助言しました。

結局、調停という場を利用はしたけれど、対話を重ね、相互理解ができたみたいで、むしり合いのような終わり方ではなく、子育てをどうしていくか生活をどうしていくか、その辺りについて相互に納得できたようで、調停での離婚が成立したようです。

はじめは離婚を渋ってた彼も、特に自分に取っても酷い状況ではないと理解できたのか、比較的すんなりと応じてくれたようです。調停の終わった日の夜に、家族みんなで食事に出かけたとのこと。

久々に両親がにこやかに乾杯しながら食事しているのをともにした子どもたち・・安心して楽しそうだったとの事。これからは、子どもたちはパパの家とママの家と、行ったり来たり、時にはみんなで食事したりドライブしたりもありそな雰囲気。

子どもにあわせるのあわせないのといつまでも争い続ける夫婦の間で辛い思いをする子どもたちも少なくありません。むしろそんな子どもたちのほうが多いのも事実。まったく親に会えなくなつてしまう子どもも少なくないのもまた日本の現実。

こんな辛い離婚にしてほしくないし、かといって暴力や不信の中でいがみ合って家族するのも無意味。対立や不信の原因をそれぞれが自分の問題として向き合い、夫婦の関係を変えそれぞれの適正距離を見いだしていく事で、居心地のいい家族になるのではないかと思います。離婚もその選択肢のひとつ。闘わない、修復的離婚です。

このご夫婦、ほんとにそれぞれが長い間努力を続けてくださいました。よく辛抱された事と思います。5年間の間、諦めず、少しずつかたちを変えていけたんだろうと思います。

ささやかながら、この5年間お二人と子どもたちを見守り、お手伝いさせて頂けた私もうれしくその報告をきかせて頂きました。もちろん、これからもそれぞれのお手伝いを続けていけたらと思っています。

離婚が必ずしも不幸ではないし、闘うものでもないということ、法律や制度の問題も大きいけれど、適切な支援があれば傷付かない、相互成長のための離婚も可能であると言う事・・・みんなに伝えたくて・・。

参考までに・・Kネットメールニュースの記事に以下のような一文が・・やはりねえ。日本のフェミニストにもほんとわかってほしいものです。私の援助は女性のためになるものだってこと・・・

 全米女性機構の前の代表である Karen DeCrow 氏は、
同機構の古くからの主張とは異なって、次のように述べた。

「もし、家庭に離婚がもたらされるのであれば、
私は、共同養育を原則的に採用することを熱心に勧める。
共同養育は、男性や子どもに対して公正であるばかりでなく、
女性にとっても最良の選択である。
私は、25年以上にわたるフェミニズム活動を通じて、
女性の権利や義務を観察してきたのであるが、
私が得た結論は、共同養育は女性にとっても素晴らしいものであり、
女性にも教育・訓練・仕事・キャリア・職業・レジャーをする
時間を提供するということである」。











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Last updated  2013/11/01 01:22:45 PM
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Comments

 こういち。@ Re:男も使えるDVシェルター(07/31) 僕もご利用させていただきたいと思うので…
 Hiroyuki@ Re:男も使えるDVシェルター(07/31) 男性用シェルターを利用したいのですが、…
 味くん@ Re[1]:シェルターを逃げ出す女たち・・・・シェルターでは回復しない?(12/15) めるしーさん >わたしも同感します。 あ…
 めるしー@ Re:シェルターを逃げ出す女たち・・・・シェルターでは回復しない?(12/15) わたしも同感します。 まさに求めていた答…
 じゃふぁれく@ Re[1]:説教されてもねぇ・・・DVも覚せい剤も・・(11/30) ぐりーんさん >私の友人が体育教師から小…

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