|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨夜は男ワークの夜でした。何人かお休みされて前回ほどの参加ではなかったけれど、それでも十人の参加となりました。昨夜は全12回のセッションの初日、とは言っても、まったくの新規参加の方もおられず、いつものように近況報告が一巡したあと、ワークは「妄想自己紹介」を。
普通、他人に自分を説明する時は、自分を構成する要素、所属とか家族とか、趣味とかで、自分を説明して行きます。それらの要素をいったん消去して、架空の要素に置き換えて、虚構の自分として自分を説明してみると言うワークです。 結局語って行くうちに、自分の体験した事しか語れないという事に気づきます。設定は虚構でも、その心理とか意識は日常のプログラムでしか作動しないと言う事。逆に言うと日常の体験が自分を構成していると言うことかもしれません。あたかも自分の自由な意志で考え、行動しているようでも、実はセミオートで勝手に動いている、あるいは動かされているのかも。 ということは、様々な体験を持ち、多様な思考回路を持てば人生の選択肢も増え、リスク回避も容易いのだけれど、子どもの頃から、自由に考え様々な体験をする時間や空間、関係を奪われて育つと多様な思考も判断もできなくなって、硬直した行動様式しか選べなくなります。結果ハイリスクにもなり家族問題も起こりやすくなってのDV・虐待と言う結果になるのでしょう。 そんな男たちの集まるワークの場。暴力問題という過去は消せないけれど、その体験の意味を未来に向かって別の文脈で意味付けるには、様々な体験や思いを分かち合う他者との関わりは不可欠。物語りの共有という作業です。自分一人で体験できる事は知れてても、十人が体験を分かち合えば、十倍の体験知を獲得できます。 そんな分かち合いの場は、本音で体験を語り合い、批判も攻撃もないわかち合える場である必要があります。正しい事あるべき姿をエライセンセが語っていては、当事者の体験や思いを分かち合う事はできません。価値判断を押し付けない場である事、権威や知識と言うパワーでコントロールするファシリテーターが存在しない事が大切。そんなことを再確認した昨夜のワークでした。 ワークのあとのお喋りの最中に、緊急電話がはいりました・・・しばしば、夜半から深夜にかけて緊急電話が入る事は多いけれど、夫婦でヒートしてたり、昨夜のように一人で、発作的にハイリスクな状況になったり。 電話で状況を聞き取り、適切な指示を行えば、たいていの場合は一時的な危機は回避できるので事件化する事は防げます。そんなこんなで、昨夜もいろいろ刺激的な夜となりましたとさ・・ 多くの方にメッセージを届けるために、ブログに納得してくださったら、 ワンクリックお願いします♫ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|