味くんの家族再生支援日記

テレビCM見てていつも気になるのが、CGを使った細菌やらウイルスやらの映像です。それらが洗剤なり消毒薬、治療薬などで一掃されたり除去される様子が映し出されます。実際の細菌やら原虫やらを顕微鏡で覗いた体験のある私には、それらの映像がほとんど根拠のないイメージ映像に過ぎないということはわかりますが、メディアリテラシー教育もなければ、生物学の実習体験もない多くの視聴者には、その映像があたかも真実に近いものあるいは真実かのように認識してしまうのかもしれません。

それで、そんなに効くのなら買わなくては、とか、使わないと病気になるかも、と購買意欲を掻き立てられて不要な出費をすることになるわけです。現実はすべての薬物には有効性と副作用とあって、それも確認され承認されてるのか、確認も承認も不要なものなのか、現実にはよく分からないというところでしょう。

もちろん、公的に承認されてるから有効性があって副作用がないということではありません。有効性が否定されて承認が取り消されたり、副作用が大きいから限られた条件で使用するものとか、いろいろあります。昔AF2という危険な発癌物質が食品添加物として認可されるという前代未聞のミスがあったけれど、この事実を知らん間に隠蔽するのに、おこげキャンペーンを言ったり30品目キャンペーンを張って、フェイドアウトさせた国の歴史があります。

今、隣の韓国で加湿器?で100人近い人が死亡していますし、日本でも、薬害で多くの人命が失われる歴史が繰り返されています。医薬品だけではなくて、サプリメントやら健康食品、栄養補助食品、食品添加物、消臭剤やら、防虫剤、殺菌剤、など様々な化学物質が大量に消費されています。それらは、すべて何らかの作用を人体に及ぼしているはずですが、因果関係も確認できないので、原因不明の症状として現れる可能性もあるけれど、原因は不明でしょう。

スギ花粉などのアレルギーが言われて、スギが悪者にされてますが、スギは昔からあるし、スギ林の近くで育ってた昔の子供にアレルギーが多発してたなんて話は聞きません。

最近になってやっと、アレルギーはアレルゲンの問題というより、免疫系の不調和だと言われるようになりました。その免疫系は何十万年という人類の歴史の中で作られているもので、細菌や寄生虫、ウイルスやリケッチアなどの様々な生物と共存していくための共進化によって作られています。

特定の薬物によって、特定の生物を排除すれば、免疫系のバランスが壊れて不調和になるのは当たり前で、様々な免疫系疾患がこの数十年で多発しているのも当然でしょう。この辺りを考えて行き着くのが衛生仮説です。清潔にするほど病気になるというパラドックスです。

この衛生仮説、生物学をかじった私には当たり前のことですから、私は昔から薬物は基本使わないし清潔もほどほどにというスタンスは変わりません。こんな私には、細菌が怖いなんて考えはありませんが、薬品は少々危険、過度の清潔は危険と認識しています。

もちろんそれも、私を取り巻く環境の一部のことであって、リスクマネジメントとしては、それ以上に誤ったイメージで経済を動かす世の中の仕組みの方がはるかに危険だし、そんな仕組みに取り込まれて、正しい知識で自己決定することもできない多くの人たちの言動の方が、さらに危ないということもあります。

妄想の恐怖に取りつかれて死んでしまう子供たちもいれば、子供を殺してしまう親、親を殺してしまう子供・・痛ましい事件が続きますが、ことは善悪の問題ではなく、その人の認識のあり方やらそれらの歪みをもたらす社会のシステムの問題でしょう。

こんなに不安を煽られ、自分で見る、自分で考える、自分で決める、これらをできなくされてしまった人たちが、いろんな問題を起こすのも当然と言えば当然。
というわけで、私は問題の本質について訴えていきたいと思います。さしずめ、嫌われ者の寄生虫か悪玉菌のように、しつこく世間の周囲にまとわりついて。（笑）

というわけで、リスクマネジメントをそこそここなしてるからか、実は私は怖いものはあまりありません。貧乏も、老化も、病気も、・・・今の所怖いものはありません。お気楽に楽しく暮らせてるかな・・・皆さんもテレビや新聞に騙されないでねー。もちろん政府や御用学者の言ってることにもねー。



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