洋画な日々。

■監督：スチュワート・ラフィル　
■出演者：マイケル・マドセン　ピーター・ツインストラ　シェリー・プンプラサート　エリザベス・ヒーレイ　スコット・ハッツェル
■ストーリー
マイケル・マドセン「キル・ビル」主演！
巨大人喰いワニの恐怖を描く　戦慄のモンスター・パニック!!

水中を音もなく忍び寄り　獲物は気付いた時には喰われている
体長６メートル　地球上最大・最悪の捕食生物　
神出鬼没の怪物に挑む　伝説のクロコダイル・ハンター
最凶ｖｓ最強　生き残るのはどっちだ？
タイの人気リゾート地を襲う、人喰いワニの恐怖。破産寸前のワニ園を経営するジャックは、信用回復のため化物退治に乗り出す。たが、神出鬼没の敵を捕えるのは容易ではなく、犠牲者は増えるばかり。ジャックは伝説のクロコダイル・ハンター、ホーキンスと手を組み、洞窟の奥にあるワニの巣を目指す。だが、彼らの前に現れたのは、体長６メートルを超す巨大な怪物だった!!

感想。
良くあるワニ・パニック作品です。
舞台はタイです。
でも主人公はアメリカ人のジャック。
何故かタイで動物園を営んでいます。
ワニ園ではなくて、ワニメインだけど色々他にも動物が居ますよ。
この動物園を潰して道路を通したいと思ってるのが、リゾート開発会社社長のタイ人。
あの手この手で、動物園を閉園に追い込もうとしてますが、上手くいきません。
そんなときに、この海岸に入江ワニがやってきます。
入江ワニは超凶暴な奴で6m位あります。
ジャックが飼っているワニは比較的大人しい性格で小型のワニです。
まず２人の犠牲者がビーチで出ました。
それを目撃した少女が兄に連れられて、警察より先にこのリゾート会社の社長に報告するんですね。
何でだよ。
それを聞いた社長の弟が勝手に計画して、夜中にジャックの動物園に忍び込んでワニを３匹捕獲して逃がしちゃうんですよ。
で、濡れ衣を着せられると。
それを知った社長は、弟に問い詰めます。
「お前が勝手にやったのか？」
「だって、これでヤツの動物園を閉園に追い込めるぜ」
「アホかお前は。観光業だぞ？リゾート地だぞ？客が来なくなったらどうするんだ」
「でも」
「まあいい。一緒に動いた奴らは消しておけよ。あ、お前のギャンブルで負けたツケは払っておいたから」
「助かるぜ兄貴。今度は勝つからよ」
「………」
立ち去る弟に侮蔑の視線を送る社長。
でも、次の犠牲者が出たときにワニが多数に目撃され、巨大だった事からジャックの疑惑は晴らされます。
で、ジャック達のワニ捕獲作戦が始まります。
そこへ変なオッサン登場。
伝説のクロコダイル・ハンター、ホーキンスって上の解説に書いてあるけど…どこから「伝説」って出たのか不明ｗ
一度も「伝説」って出てこないけどｗ
ジャックとホーキンス達が探しますが、なかなか見つかりません。
そんなとき、いい加減に動物園を閉園にしたい社長は弟に命じます。
「ヤツに金の援助をしている姉を殺せ」
ジャックはお姉さんに色々助けて貰ってるんですよね。
その資金源を絶てば、動物園を潰せると考えたのでした。
でも思いっきり失敗しちゃいます。
アホな弟や…。
失敗したので、夜になり社長にどうしようと相談しに行く弟。
その頃、社長は自分ちの庭で水泳でもしようとプールサイドで準備運動中。
飼い犬がわんわんとプールに向かって吠えてます。
「うるさいなお前、何吠えてるんだよ」
そこへ、カジノへ出掛けようとする彼の妻と多分友人か妹？かな。
「犬を繋いでおけ、ウルサイ。それから余り無駄遣いするなよ」
「わかってるわよ」
犬を家の中に繋いで、カジノへ行く２人。
それでも吠え続ける犬を無視して泳ぎ出す社長。
そこへ、ガブっとな。
ワニがプールに潜んでたんですね。
暫くして、ようやく弟がやってきます。
姿が見えないのでベランダに出て、プールを見下ろして愕然。
バラバラの肉片が多数浮いてました。
プールサイドへ行く弟。
でも、この弟も食われちゃいました。
朝になり、プールサイドの現場検証を警察が行ってるシーンで始まります。
冷たい目でその光景をベランダから見下ろしている妻。
最初から結構出てきている警察官（多分、ここの警察では偉い立場？）に言います。
「いつ頃片付けは終わるの？」
見つめ合って、にやりと笑う警察官。
「すぐに」
この２人、不倫でもしてたのか？ってな雰囲気。
で、邪魔者も消えてワニ探しに専念するジャック達。
色々危険な目に遭いますが、見事にワニを倒して終わりました。
あっさりすっきり終わったわね。
普通のＢ級映画だと、実はもう一匹…とか、孵化を待つ卵が巣に…とかで終わるんですけどね。

まあ、ふつーーーーのＢ級作品でした。
可もなく不可もなく。