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テーマ:DVD映画鑑賞(14128)
カテゴリ:洋画感想
■監督:ジェラール・ピレス ■出演者:ブノワ・マジメル ジェラルディン・ペラス クロヴィス・コルニアック アリス・タグリオーニ ■ストーリー ヨーロッパ全土を揺るがす事件の発端はイギリスのファーンバラで起こった。この地で行われていた航空ショーで、フランスの戦闘機ミラージュ2000が忽然と姿を消したのだった。この事態にスクランブル対応したのはアントワーヌ・マルシェリ大尉(ブノワ・マジメル)とセバスチャン・ヴァロワ大尉(クロヴィス・コルニアック)。キレ者揃いのフランス空軍の中でも、優秀なパイロットとして知られているこの二人は、たまたま北海エリアをパトロール中だったのだ。すぐさま捜索を開始した二人は、A340旅客機の真下に隠れて飛行しているミラージュ2000を発見する。世界有数のジェット戦闘機の強奪を未然に防ぐため、戦闘体勢に入るマルシェリとヴェロワ。 ミラージュ2000が3機入り乱れてのドッグ・ファイト。そしてヴェロワが後ろを取られ、ロックオンされる。その時、あろうことか司令部から追跡の中止命令が入る。一瞬逡巡するマルシェリ。 しかし、何者かに操られたミラージュ2000は射撃を開始しようとする。もう待ってはいられない。 マルシェリの指が発射ボタンにかかる。そしてその機体は北海の海面に墜落していった。 二人は国際的な謀略を防いだヒーローとなるはずだった。しかし、彼らを待っていたのは、パリの空軍最高司令部からの叱責だった。先日の事件は、防空体制の抜き打ちチェックのために特殊任務部隊(SMS)が計画したもので、ミラージュが攻撃することはありえないというのだ。空軍とSMSは組織的に切り離されているとはいえ、同じ国を護る仲間を死に追いやったことを知り、マルシェリは激しく同様する。しかし、彼にはどうしても腑に落ちないことがあった。あのミラージュは確かにヴェロワに対して攻撃をしかけていたということだ。フライトレコーダーの解析を待ち裁定が下るまでの間、マルシェリとヴェロワは通常任務から外され、新兵の訓練といういわば閑職に追いやられた。 新兵の中には交換プログラムでやってきた二人の女性パイロットがいた。その一人、ブロンドの髪のパイロットを見て、マルシェリは目を疑う。彼女はエステル・キャス(アリス・タグリオーニ)、マルシェリがかつて赴任したアフリカの地で恋に堕ちたその相手だった。小柄なことはパイロットにとって有利な要素の一つだが、エステルはそうした利点だけでなく、操縦の腕も群を抜いていた。それは、模擬戦闘でミラージュ2000の扱いには長けているはずのヴェロワのバックをこともなげに取ってしまうほどだった。エステルのパイロットとして、そして女性としての成長に再び心動かされるマルシェリだが、彼にとって最悪の裁定が下された。マルシェリのフライトレコーダーの画像からは撃墜したミラージュが攻撃開始したという事実は認められなく、軍籍を剥奪するというのだ。マルシェリは心の中で叫ぶ――嘘だ、誰かがデータを改竄したに違いない、と。 マルシェリはやはり有能なパイロットだった。なぜなら彼の心の叫びは正鵠を射ていたからだ。 SMSの隊長であるベルトラン(フィリップ・トレトン)こそが、フライトレコーダーの記録に手を加えた張本人だったのだ。今回の事件で、パイロットの一人を失ったベルトランにはどうしても有能な替わりが必要だった。というのも、中東の某国から、アメリカのF16とミラージュ2000のいずれかを購入するというオファーがあり、その決定はアフリカ大陸をどちらが早く横断するかによるというものだった。しかも、このフライトは通過する国々の許可を得ていなく、領空侵犯を繰り返すというものだった。空軍から追われても、飛ぶことを諦められないマルシェリは、責任を感じて同じく空軍を辞めたヴェロワと共に、片田舎の飛行場でようやく職をみつける。しかしそれは旧式のプロペラ機で観光飛行や、宣伝飛行をするというものだった。そんな中、唯一のマルシェリの理解者は、政府のSMS担当の女性スタッフのマエル・コスト(ジェラルディン・ペラス)だった。ベルトランのしたことを知るコストは、一つの可能性に気づく――実際に攻撃をしようとしていたからには、あのミラージュを操縦していたのはSMSのパイロットでない。だとすれば、この事件にはもうひとつ裏がある、ということだった。ただでさえ危険なSMSからのオファーに、さらに危険な要素が加わるのだが、マルシェリはこの任務への参加を決めた。真相をつきとめたいというコストの願いもあったのだが、もう一度ミラージュ2000を操縦できるということはパイロットとして無上の喜びだからだ。そしてこの任務にあたるパイロットが集まる。 驚くべきことにその中にはエステルもいた。二度目の再会を喜ぶよりも、マルシェリの心にはかすかな疑念が生じる。何故、エステルはタイミングよく自分の前に現れるのか…。 我知らず事件の中心にまきこまれてしまった腕利きのパイロットと、彼と互角といっていい女性パイロットを含んで最も危険なフライトが始まる。そして、やがて訪れるフランス革命記念日、ヨーロッパ25カ国の首脳が集まるパリの空の上、盛大なパレードを遥か眼下に見下ろし、すべての謎が解ける…。 感想。 これ、スクリーンで観たら映える作品だろうな~と思いました。 戦闘機の飛行シーンが綺麗です。 眼下に広がる風景が圧巻です。 自宅の小さいテレビでは、その臨場感がイマイチ味わえなくて残念でした。 内容としては、まぁ在り来たりで結構分かり易い展開でした。 そんなに難しくもないし、ああやっぱりねといった真犯人像。 駄作ではないですよ、凄い面白いわけでもないですけど。 航空マニア向けかも知れません。 戦闘機が好きな人にオススメ~♪ ともかく飛行シーンの連続です。 飛んでばかりって感じです。 フランス映画なんですね。 なんか、綺麗にまとまっていますね(#^.^#) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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