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テーマ:DVD映画鑑賞(14181)
カテゴリ:洋画感想
【送料無料】かいじゅうたちのいるところ ■監督:スパイク・ジョーンズ ■出演:マックス・レコーズ キャサリン・キーナー マーク・ラファロ ジェームズ・ガンドルフィーニ ローレン・アンブローズ ■ストーリー 解説 1963年の出版から現在まで、世界中の人々を惹き付けているモーリス・センダックの傑作絵本を『マルコヴィッチの穴』で知られるスパイク・ジョーンズが実写映画化。不思議な島でかいじゅうたちと出会い、冒険する主人公マックスを演じるのは「彼がいなければ成立しなかった」と監督に言わしめたマックス・レコーズ。1年以上かけて探し出した逸材だ。 あらすじ 8歳の少年・マックス(マックス・レコーズ)は、自分の友達ばかりを大切にする姉・クレアからのけ者にされていた。 ママ(キャサリン・キーナー)は、マックスを“世界の王様”と呼んでくれたパパと離婚してから、働きながら2人の子供を育てていたが、恋人(マーク・ラファロ)が家に訪ねてくると、マックスが話しかけても上の空になってしまう。 マックスは学校の授業で、太陽もいつかは消えるという話を聞く。 そんなある晩、ママが恋人を呼んで夕食の支度をしていると、マックスはオオカミの着ぐるみを着てママに反抗する。そしてテーブルの上で暴れ出すと、ママの怒りは頂点に達し、夕食抜きを宣告される。 マックスはママに噛みつき、泣きながら家を飛び出す。 見知らぬ浜辺にたどり着いたマックスは、目の前にあったボートで海に漕ぎ出し、不思議な島にたどり着く。マックスが島の奥に入っていくと、体の大きなかいじゅうたちを見つける。 そのなかのひとり・リーダー格のキャロル(ジェームズ・ガンドルフィーニ)は怒りにまかせて、自分たちの小屋を叩き壊していた。仲間のひとり・KW(ローレン・アンブローズ)が新しい友達を作って出て行ってしまったことに腹を立てているらしいのだが、マックスはお構いなしにかいじゅうたちの輪に入っていく。 そしてキャロルと一緒に、小屋を壊し始める。突然の子供の出現にかいじゅうたちは驚くが、キャロルは助っ人の登場に目を細める。しかしほかのかいじゅうたちは、マックスをKWの新しい友達ではないかと疑い、食べようとする。 マックスは食べられないために、自分には力があり、前にいたところで20年間王様をやっていたと嘘をつく。キャロルは王様の力があれば、仲間が再びひとつになれると考える。 すると王様の威力が現われたかのように、KWが現われる。KWは実は忘れ物を取りに来ただけだったが、キャロルはマックスを王様と認める。 かいじゅうの王様になったマックスはかいじゅうたちに、“かいじゅうおどり”を命ずる。 そして皆が一つになれる理想の王国を作る事を目指し、マックスは様々な提案をする。 しかし、意気投合したかに思われたかいじゅう達も、それぞれ思いや悩みを抱え、事態は思わぬ方向に… 感想。 リアルすぎて、幼児は泣くんじゃないかと思ったよw これは原作絵本を読んでいた大人の為の映画…という仕上がりだと思う。 子供向けにするんだったら、ビジュアルを柔らかくしたアニメ化の方が良かったんじゃないかなぁ~(´∀`;) そう言う私は、何故かこの原作絵本は読んだことがありません。 不思議だな…図書館大好きだったのにな。 肝心の内容ですが、なんか中途半端でメッセージが明確に伝わってきませんでした。 多分“家族愛”なんでしょうが、上手く表現出来てなかったように思います。 子供向けにしては分かりにくくしてあるんだよね。 てことは深読み出来る大人向けなのかな、やっぱ。 ラストも出迎えてくれたのが母親一人だったってのも微妙だった。 肝心の姉はどうした、姉は。 子供がコレを観ても、ちょっと納得出来ないんじゃないかな。 かいじゅうたちの仲違いの原因や微妙な空気の原因も結局説明不足のままで伝わってこなかったし。 あーもしかして、原作を読めば理解出来るのかな? でも原作を読まなくてもそれくらいは伝えてこないと駄目だよねぇ。 かいじゅうたちの“仲が良かった昔”から“微妙な空気になっちゃってる今”の原因くらい分かるようにして欲しかったね。 子供と一緒に観た場合、子供に質問されても答えられないじゃないかw 主人公のマックスにしたって、いじけてる要因は理解できるけれど自分だって頑張って友達を作ってそこで違う世界を見つければ良いんだし、その解決方法が空想の世界?である“かいじゅうの世界”?であるのも微妙。 第一自分の悪いところを理解したのかどうかも何だかな。 このラストを観た限りでは家族が恋しくなって帰ろうと思っただけでしょ。 “我が儘ばかりな自分も悪かったんだ”という事は明確に描かれていないのが残念。 姉には姉の世界があるし、いつまでも「遊んで構って」と言ってばかりでは駄目という事が理解できたのか?と思うわ。 そういうわけで、原作ファンには「そうそうこんなイメージだった」と喜ばれただけのテーマもターゲットも不明瞭なもうちょっと頑張りましょうという評価の作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.07 09:41:36
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