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テーマ:DVD映画鑑賞(13911)
カテゴリ:洋画感想
ミュータント・クロニクルズ ■監督:サイモン・ハンター ■出演:トーマス・ジェーン ロン・パールマン デヴォン青木 ジョン・マルコヴィッチ ショーン・パートウィー ■ストーリー 解説 2707年の地球を舞台に、人類VSミュータントの戦いを描くSFアクション。スウェーデンで発売されたゲームを基に「イベント・ホライゾン」のフィリップ・アイズナーが脚本を書き、『キリング・オブ・サイレンス/沈黙の殺意』のサイモン・ハンターが監督した。出演は「ミスト」のトーマス・ジェーン、「デビル・ハザード」のロン・パールマン、「バーン・アフター・リーディング」のジョン・マルコヴィッチなど。 あらすじ 時は2707年、世界は西欧・アメリカの『キャピトル』、東欧の『バウハウス』、アジアの『ミシマ』、オセアニアの『インペリアル』という4つの巨大企業体によって支配されていた。それら企業体は地球に残された数少ない天然資源を巡り、世界各地で壮絶な戦いを繰り広げていたのだ。 キャピトル軍のミッチ・ハンター(トーマス・ジェーン)やネイサン・ルーカーらは装備と兵力で優勢に立つバウハウス軍と国境地帯で破れかぶれとも言える戦いを交えていた。両軍が放つメガトン級の砲撃は歩兵を一瞬にして吹き飛ばしていく。しかし、その衝撃は大地を揺るがし、地面が裂けて巨大な穴を出現させる。そこから現れたのは、姿かたちは人間だが鋭い剣のような殺戮ハンドを持った凶暴極まるミュータント<突然変異体>であった。無数のミュータントは両軍が放つ銃弾を跳ね除け、兵士たちを次々と切りつけていく。救出艇が到着し、乗り込む兵士たちを援護するように自らが犠牲になってミュータントに立ち向かうネイサンは、船に乗り込むミッチに残された家族の無事を託す。 国境地帯の惨劇からわずか数日で地球上は凶暴なミュータントたちの恐怖に覆い包まれる。 4社の軍が連合しても全く歯が立たず、人類は地球を捨てて火星への移住を始めるが、火星行きの船券はプラチナチケットとなり、それをめぐり新たなパニックが各地で引き起こされていた。 ミュータントの出現を預言していた宗教の修道僧サミュエル(ロン・パールマン)は、企業体のトップであるコンスタンティン(ジョン・マルコヴィッチ)に各社から兵力を募り、少数精鋭のチームを結成してミュータントの息の根止める作戦に協力してほしいと要請する。サミュエルが言うには、ミュータントと人類の戦いを記した古くから伝わる年代記<クロニクル>があり、そこには遥か古代に宇宙から地上に降り立った『マシーン』が人間たちを捕捉して次々と凶暴なミュータントに生まれ変わらせていったのだが、ナヒダンなる勇者が現れて彼がマシーンとミュータントたちを地中深くに封印したと記されている。更に、その封印はいずれ解かれ、再びマシーンとミュータントが地球上を地獄に変えるが、その時代にも勇者が現われ、彼の出現が地球を救うことも有り得る、と。 コンスタンティンはサミュエルに協力を約束する。そして、なり手の無い兵を集めるために報酬として火星行きの券も用意もし、ミッチもネイサンの残された家族に船券を渡すためにチームに参加する。 4社から集められた精鋭たちは年代記に記された通りにマシーンが存在する地底の古代遺跡へ向けての探検を始める。次から次へと襲い掛かるミュータントたちを唯一の急所である額を狙い弾丸を浴びせるミッチやサミュエルたち。しかし、奥へ奥へと進むつれ一人、また一人と仲間を失っていく。 そんな中、ミッチはミュータントに引きずられてマシーンのもとに連れて行かれる途中のネイサンを発見する。サミュエルをはじめ仲間たちの制止を振り切り、ミッチはネイサンを救出するためにチームから離れてしまう。 ミッチはミュータントを倒してネイサンを助けるのだが、既にネイサンは虫の息で助かる見込みはない。このまま共倒れとなりミュータントとなることだけは避けるため、ミッチは断腸の思いでネイサンに銃口を向けて楽にさせる。そして再び、チームに戻るべく歩を進める。 一方、ミッチが離脱したチームの攻撃力低下は否めず、マシーンを直前にしてミュータントの総攻撃を受け、既にマシーンを封印する余力は無い。唯一無事なミッチが年代記に記された勇者の再来なのか? しかし、そのミッチもミュータントたちに捕まりマシーンのところへと連れて行かれる。必死に抵抗するミッチだが、マシーンは容赦なくミュータントへ生まれ変わるための“手術”を施す。 年代記は勇者の再来と地球が再び救われる可能性には触れているが、そのことを断言はしていない。わずかばかりの人類が地球を捨てて火星に移住し、その子孫を細々と継いでいくのか? それとも、予想もしないところから勇者が現れて再びマシーンとミュータントを封印し、地球は救われるのか? 感想。 また個性的な役で登場のロン・パールマンΣ(´∀`;)特殊メイクばかりやな~、この人。 かなり個性的な風貌だからね、こういう役が一番はまるのかもしれない。 この人の出演作では、「ヘルボーイ」が一番好きだ(*´Д`*) ゲームが原作なのですね。道理で突っ込みどころ満載の設定な筈だわw まず一番大きな突っ込みどころは、異星人は何故わざわざ人間を“ミュータント”に変化させているのか?(; ・`д・´) そこの所の理由が全く描かれてないw 人間に取って代わって地球を支配したいのなら人間を殺せば良いだけだし、ミュータントを奴隷として使うんだったらマシーンの封印を阻止してひたすらミュータントの製作を続けるはず。 封印されていた数千年間?1万年間?にも渡る長い歳月が経ってるのにマシーンを地球へ送り込んだ連中の動きが一切見られないのがおかしいじゃんね(´。`) それから、石炭でw飛ぶ飛行機なのに、火星まで行けるテクノロジーが笑えるww ローテクなのかハイテクなのかどっちだよ。 一般庶民の服装も、今から700年後なのに凄く古臭い。特にヨーロッパあたりの服装はアルプスの少女ハイジ時代みたいな感じ(-.-)何故、現在より古臭い。 世界が4つの巨大企業に占拠されていて、それぞれが数少ない資源を巡って戦争を続けているという設定は、結構この手のゲームではよくあるパターンなのかな?企業が強大な権力を掌握していてやりたい放題という部分がね。 ある程度、自由を利かす設定にするためには政府よりも企業の方が動かしやすいのかな? 内容に関しては、うーん。ハードボイルドに徹したいんだろうけれど、やたら戦争のシーンが長すぎる。 2707年という設定は不要だったような気がするローテクな戦争。 今現在と変わらないレベルだもん。装備とか武器とかね。 資源が底をついているからローテクにならざるを得ないって設定かもね。戦争で全てが退化してしまってるのかも。 ミュータントも1種類しか居ないから変化が無くて飽きてくる。 どうせなら数種類だせば良かったのに。 せっかく精鋭を集めたのに、主人公一人になるまでが結構あっさりし過ぎていた。 特にラスト、皆が死ぬのアッサリしすぎ(´・ω・`) 主人公は友達を発見して勝手に助けにいっちゃうし。 あれじゃ助けに来られた友達もちょっと嬉しくないわ。俺に構わず使命を遂行しろよと殴りたくなる。 そして死んでいく仲間達、カッコつけすぎw ドヤ顔で「俺がこいつらを殺るから、お前は先に行け」みたいな感じでグレネード爆発させたりなw その彼らの個性や設定もあまり生かされて無くて残念だったな。 というわけで、なんかいまいち盛り上がりきれない、良い場面といえばベタベタのラブシーンが無かったことくらいか?wのB級作品でした。 いろいろひねりが甘くて勿体ないなぁ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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