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テーマ:映画館で観た映画(8401)
カテゴリ:洋画感想
![]() ■監督:マーク・ウェブ ■出演:ピーター・パーカー/スパイダーマン(アンドリュー・ガーフィールド グウェン・ステイシー(エマ・ストーン カート・コナーズ博士/リザード(リス・エヴァンス ジョージ・ステイシー(デニス・リアリー ベン・パーカー(マーティン・シーン メイ・パーカー(サリー・フィールド ラジット・ラーサ(イルファーン・カーン リチャード・パーカー(キャンベル・スコット メアリー・パーカー(エンベス・デイヴィッツ フラッシュ・トンプソン(クリス・ジルカ ■ストーリー イントロダクション サム・ライミの“スパイダーマン愛”があふれた前3部作の誕生から10年を経て誕生した、新スパイダーマン=「アメイジング・スパイダーマン」は、これまで以上に主人公ピーター・パーカーの内面に深く切り込み、“両親に置き去りにされた”というトラウマを設定。ぬぐい去れない過去からの想いを胸に抱きながらもピーターが真の責任に目覚めていく姿を描き出す、より繊細さとエモーショナルさを増した壮大な物語だ。 メガホンをとったのは、ナイーブな青年の甘く切ない恋物語「(500)日のサマー」が大絶賛を受けたマーク・ウェブ。「ソーシャル・ネットワーク」で、ザッカーバーグの親友でありながら裏切られてしまう素直な青年エドゥ アルドを演じた気鋭の若手アンドリュー・ガーフィールドがピーター=スパイダーマンとなり、壮絶なアクションと泣けるストーリーが観る者を熱狂させた前シリーズよりも、さらに熱く情感たっぷりに、青年の成長物語が描かれる。 ティーンエイジャーのみずみずしくも揺れ動く感情に迫るというテーマが、本作の大きなポイント。“ドラマ”こそが、まさに最大の“アメイジング”なのだ。 深みを増したドラマで、前シリーズと大きく違うのが、ピーターと父親の関係を描くのに大きな力点が置かれていること。映画は、幼き日のピーターが父親と自宅でかくれんぼに興じるところからスタートし、不穏な空気に包まれるなか、父リチャードが兄のベン夫婦にピーターを託して妻とともに姿を消すシーンが描かれる。なぜ父は失踪したのか、そしていまはどこにいるのかが、全編を貫く大きな謎のひとつ。それは、ピーターに“捨てられた”という大きなトラウマを残し、15年後の彼の成長にも大きな影響を与えているのだ。 そしてある日、自宅で伯父が預かったリチャードのブリーフケースが見つかったことから、物語は大きな進展を遂げる。研究ノートを見つけたピーターは、かつての父の研究パートナーであるコナーズ博士を訪ね、“スパイダーマン”となるきっかけに直面する。それは果たして、父に近づくための必然なのか? ピーターの父への憧憬と深い愛情が、スパイダーマンとしての運命と切り離せないものとして描かれる。“父と子のドラマ”こそが、「アメイジング・スパイダーマン」の真髄と言っても過言ではない。 複雑なトラウマを抱えるピーターを我が子同然に愛し、正義感あふれる若者へと育て上げたのが、ベンとメイの伯父夫妻。優れた学と富は持たないながらも、人として恥ずかしくない生き方を示す2人は、誰もが“こうありたい”と思える高潔な人物だ。「ピーターのことを悪く言うやつがいたら、私が許さない!」と、全身全霊の愛を寄せるメイおばと、葛藤を抱えるピーターの内面を案じ、信念あふれるあたたかい助言をさりげなく与えるベンおじ。深い愛情と固い絆で結ばれた、ピーターとの“家族”のドラマにも胸が熱くなるのは間違いない。 さらには、ピーターが恋するグウェンとその父のステイシー警部の親子愛にも注目。愛する娘を想う父親の気持ちと、そんな父を「今日も無事に帰ってきてくれるだろうか……」と案じ続けてきた娘の心。グウェンの“家族のドラマ”もまた、スパイダーマンに大きな影響を与えていくのだ。 「アメイジング・スパイダーマン」では、“家族”というものが占める割合もまた大きなものとなっている。 丹念なドラマを織り込んでいくマーク・ウェブ監督の真骨頂が、ピーターと恋人グウェン・ステイシーが育んでいくラブストーリー。校内でお互いを意識しながらも、なかなか話しかけられない甘酸っぱさや、思いがけない出会いにどうすればいいのか分からないという戸惑い、そして、初デートに誘う側と誘われる側のトキメキと照れくささ。等身大のティーンエイジャー同士が心を寄せ合う機微は、ウェブ監督の「アメージング・スパイダーマン」ならではの描写。注目の若手2人、ガーフィールドとエマ・ストーン(「ヘルプ 心がつなぐストーリー」)の熱演とも相まって、並みの恋愛映画では敵わない、とびきりのロマンスが描き出される。 もちろん、ただのラブストーリーには留まらない。グウェンは物語のキーパーソン、コナーズ博士の主任研修生であり、父親のステイシー警部はスパイダーマンに逮捕状を出す。彼女は、スパイダーマンの戦いにも大きく関わっていき、ピーターとの恋の高まりがストーリーのクライマックスとシンクロしていくさまは、観る者の胸を最高にときめかせる“アメイジング”だ。 あらすじ 13年前に父リチャード(キャンベル・スコット)と母メアリー(エンベス・デイヴィッツ)が失踪して以来、伯父夫婦であるベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)に育てられてきた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)。彼は、ニューヨーク市警警部キャプテン・ステイシー(デニス・リアリー)の娘で、同級生のグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)を密かに慕っていた。そんなある日、ピーターは自宅で父親の残していった鞄を見つける。中には、父の親友であった生物学者カート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)と父の関わりを記したメモが入っていた。父のことを知ろうと、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。その翌日、ピーターの体内で大きな異変が起こり始める……。 感想。ネタバレ込み。 3D字幕版で観てきました。 136分もあるので、凄く目が疲れましたがストーリー的には全然時間を感じさせなくてとても面白かったです(*>∇<) サム・ライミ版のより好きかもしれない、どっちも良いけれど私はこっちのピーター・パーカーの性格がアメリカ人らしくて好きだわ(〃ω〃)ちょっとサム・ライミ版のピーターはウジウジしすぎていた気がする。 シリアス一辺倒の地味な主人公よりイマドキ高校生のこっちの方が気軽に観られて好きかなぁ。 敵をおびき寄せてる時にスマホで遊んでる所シーンでちょっと笑ったw エンドロール途中で次回作への予告が入ってるので席を立たないでね! 一番印象に残ったシーンは、最終決戦で傷付いたスパイダーマンをコナーズ博士が居る会社のビルまで誘導するのに、スパイダーマンに子供を助けて貰ったクレーン操縦士のおっちゃんがスパイダーマンを見て「ありゃあウチの坊主を助けてくれた恩人じゃねーか!」と気づき、おっちゃんが仲間達に連絡して一斉に街中の大型クレーンを動かしてスパイダーマンの為に近道を作ってあげたシーンです( TДT)おっちゃん達ありがとう…と何故か私まで嬉しくなった。 残念だったシーンは、コナーズ博士がばらまいた、凶暴な爬虫類に変身しちゃう生物剤を吸った警官や一般市民達が次々に変身していくのですが、そのシーンが詳細に出てこなかった事(´・ω・`) だからその辺の危機感が感じられず、物足りなかった。凶暴なトカゲ野郎に変身した警官達が一般市民に襲いかかって暴れまくるシーンでもあればインパクトがあったのにな。 この作品の良いところは、ピーターの成長物語を丁寧に描いた事かな。高校生という設定を上手く生かしていて面白かった。一番多感な高校生という時期に、両親の事を知ろうと動いてみたら余計に謎が謎を呼んじゃうし。 会社に侵入したら実験中の蜘蛛にさされて変なパワーが身について、それに戸惑いつつも高校生らしい受け入れ方をして…はしゃいでいるのが少年らしい。そして父親代わりの叔父との関わりもちょいと反抗期ぽいところも入っていて…そのせいで叔父を亡くしてしまって…でもすぐに“正義感溢れるヒーロー”になるわけではなくて、最初は叔父を殺した犯人を見つけるついでに犯罪者を捕まえていたんだよね。幼稚だった彼が叔父の死や様々な人達との関わりの中で、人間として成長を遂げていく様が、結構いい具合に描かれていました。 ヒーローとして成長していく過程が、まだ人格形成が固まってない高校生という年齢とも重なって、自然に表現されてるかと思います。 ちょっと不自然に感じたのは、ヒロインであるグウェン・ステイシーの設定かなぁ(`-д-;)ゞ 高校生でありながら、オズコープ社の主任研修生ってwしかも父ちゃんエリート警部で金持ちみたいだし、どんだけ才色兼備。 でもまぁ、可愛いから許すwやっぱヒーローの恋人は可愛くないと! サム・ライミ版のヒロイン、MJ役のキルステン・ダンストより断然好み(*´Д`*) ピーターとの関わりも、もじもじしつつも結構オープンな感じで進んでいくのがアメリカ人らしいって感じでした。 でも、このグウェン・ステイシー。サム・ライミ版ではMJというヒロインが出てきましたが、原作ではグウェン・ステイシーはMJより前の「初カノ」という設定の女性らしいんですねΣ(´∀`;) 原作と全然違うストーリーにするとは思いますが、全く別の人物であるというのはとても良いと思います。 折角のリブート版なので、これくらいガラッと変えないとつまんないよね。 最後に、瀕死のステイシー警部に「娘には近づくな、約束しろ」と遺言で約束させられたピーター。 それでグウェンと別れる事を決意し、それをハッキリ言われたわけでもないのに言葉のニュアンスから「父に約束させられたのね」と悟るグウェン。お互い涙の別れ。 それで別れちゃう2人ですが、最後のシーンで授業に遅刻して入ってきて先生に怒られたピーター。 もう授業に遅刻しませーんと返事をするのですが先生が「守れない約束はしないで」とプンスカされます。 グウェンの後ろに座ったピーターは、グウェンにしか聞こえない声で「守れない約束もあるんだよ」と返すんですね。 それを聞いて、頬笑むグウェンの笑顔が印象的でした。 次回作では、2人の関係はどうなっているのかな?それが楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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