テーマ:プロ野球全般。(13243)
カテゴリ:プロ野球
フラフラッと上がった小飛球。
ショートとレフトのちょうど真ん中あたりに、ポトリと落ちそうだった。 ショート・二岡智宏は、打球を横目で見ながらレフト方向に懸命に 走る。そしてここが限界というところで、左手を思い切り伸ばして グラブを差し出す。するとボールは「ほほぅ、お見事!」なんて 言っているかのように、二岡のグラブにスッポリと収まった。 「超」がつくほどのファインプレー! スコア1-2と1点ビハインドで迎えた広島、4回裏の攻撃だった。 二死走者を二塁において、打席に入った梵英心(三次高-駒澤大)の 打球だった。 二岡智宏(広陵-近畿大)、危うく同点になりそうなピンチを、まさに 身体をはって救った。マウンド付近で待ち受ける高橋尚成とハイタッチ し、ベンチに駈けた。 いつものように、わざと笑顔を封印したような、ただ口元を歪めただけ の二岡らしい「笑顔」だった。 二岡、近畿大時代は楽天・藤井彰人とチームメイトだった。 ----------------------------------------------------------------- いま、日本テレビで読売-広島戦を観戦中。 解説は野村謙二郎氏(佐伯鶴城高-駒澤大)。 今日の注目は、駒澤大の後輩にあたる読売・高橋尚成(修徳高-駒澤大) と広島・新井貴浩(広島工高-駒澤大)の対決だと語っていた。 そうか、高橋と新井はチームメイトだったのか---。 興味をもったので、wikipediaなどで調べてみた。 それによると、 新井にとって、高橋は一年先輩。 高橋、新井を評してこんなことを言っている。 「(大学時代の新井は)打てない、守れないが、意外と足はそこそこ早く、 素直で先輩の受けはとても良かった」。 褒めているのか、けなしているのか ---。 新井、高橋と対決する時は、いつも特別な意味があると話していた ことがある。そんな思い入れもあってか、7月1日に行われた同カード。 新井は高橋から満塁本塁打を含む2本塁打を放って、高橋を粉砕した。 ----------------------------------------------------------------- そして、新井と解説・野村謙二郎氏のつながり。 新井の大学時代、本塁打は2本だけで、しかも守備がヘタくそだった。 でも広島に新井の指名を猛プッシュしたのは、野村氏だったらしい。 ドラフトで広島が新井を指名した時には、他球団の関係者から失笑 が漏れたというエピソードも残っている。 ほかにもたくさんの逸話がある。 だが新井、今では立派な打者に成長している!(ようだ?) ------------------------------------------------------------------ 話は戻って、二岡。 2-2の同点に追いつかれた読売。 突き放すチャンスを迎えた7回裏。二死満塁で5番打者・二岡が打席に 向かいかけたとき、原辰徳監督が非常の采配。二岡に代えて小関竜也 (國学院栃木高)を代打に送った。 二岡、「えっ?」と信じられないような表情を浮かべ、憤然として ベンチ中央に腰を下ろした。解説の野村氏や掛布雅之氏(習志野高) は「原監督の作戦の意図がわからない!」と連発していた。 結局三振に終わった小関。 二岡は、ベンチに戻った小関に視線を移さず、宙をにらみつけていた。 と、ここでテレビ中継は終了した・・・。 二岡の心中はいかに? いつもご協力をありがとうございます。 人気ブログランキングに参加中です。 クリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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