テーマ:プロ野球全般。(13249)
カテゴリ:プロ野球
昨日行われたプロ野球・オーナー会議。
今年3月に決めた「希望枠撤廃」、やっぱり考え直そうということに なったらしい。 あるオーナーの談話によると、会議の内容はこんな具合だった。 「いえいえ、希望枠を復活させるのではありません。たとえば、大学生・ 社会人に入団したい球団を3つまで事前に申告してもらうとか、 そういった方法も考えています・・・」 いったい、これまでの希望枠制度と何が違うんだ? 「西武裏金問題」が発覚して以来、これまで制度として設けていた 「希望枠」への批判が起きた。プロ野球のオーナーたちは、その制度を 維持したかったらしいが、世論に押される形で「希望枠撤廃」を決めた のは記憶に新しい。 その時、根来泰周コミッショナーは「俗論にしたがっただけ」との 迷言を残した。 -------------------------------------------------------------------- 希望枠を撤廃しようという世論が巻き起こった理由は、「希望枠制度」 が裏金の温床になっているから。 選手を紹介して甘い汁を吸おうとする親、学校関係者、ブローカー。 一方、選手に逆指名してもらうためなら金に糸目をつけない球団。 その需給関係のバランスにより、契約金はもとより「裏金」の多寡が 決まっていた。 そういった問題点を十分に知りつつも、同じ過ちを犯そうというのだから、 「裏金問題」はプロ野球界から永遠に消えるわけはない。 別にボクは評論家ではないし、世に「道徳」を伝える伝道師でもない。 だから、契約金などの上限が規定されていることが現実的でないのなら、 上限を撤廃すればいいとさえ思っている。そうなれば、そもそも「裏金」 なんてもの自体が存在しなくなるのだから。 ボクが返す返すも残念なのは、早稲田大野球部を辞めるハメになった部員 がいたこと。そして野球部を解散することになった専大北上高が、ただの 見せしめに利用されてしまったということ。 あれだけ世間の冷たい目にさらされ、それでいて、今となってはいったい 何が問題だったのかさえ明確にならず、玉虫色の解決で幕を閉じようとし ている現状---。 今日の岩手県大会。 その専大北上高はベスト8進出を決めた。 ぜひ優勝して甲子園に行ってほしい。 いつもご協力をありがとうございます。 人気ブログランキングに参加中です。 クリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.20 01:44:51
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