リマの冬の訪れ
ここのところリマはめっきりと寒くなってきている。太陽も姿を見せない。一日中曇っていて、私の住む地域ではガルーア(霧)が立ち込めていることも多い。この地でも「急に涼しくなったね」という気候をネタにした挨拶をやっている。「かなり寒いよね」と言ってはいるが、私は今半そでを着ているわけで、リマに住んでいる人にとっては「かなり寒い」という基準になるが、日本から来る人には「ぜんぜん」ということになるようだ。肌って適応しちゃうみたい。リマで「冬」と呼ばれる期間中に暖房に世話になることはほとんどない。一番寒い8月頃には温風機を使うかな。暖炉の人もいるし、長く住む日本人家庭ではコタツがあるうちも多いけど。日本は寒かったな~、本当にびっくりしたな~、その凍てつく寒さを忘れてたし。さて、毎年冬の訪れを報せてくれる「アマゾン・リリー」が既に咲いている。写真は4月30日に撮ったもの。「急に寒くなってきたな・・・」と言っていると、突然花をつけていて、「やっぱり・・・!!冬に突入か???やだ~」と思うのだった。今年は賑やかなほど、沢山花がついた。リマでは、一度冬に突入すると、晴れることはほとんどなくなる。長い長い、どんよりした、くもりの日々が始まってしまうのだ。まだ、おそらく、1週間に一度は晴れるかもしれないけど。家ではケーブルテレビでNHKを見ているんだけど、子供が「日本の天気予報見てどうするの??」と首をかしげる。本当に日本では天気予報が多い、ペルーで天気予報ってないし。雨は絶対振らないので、傘の心配も、洗濯物の心配もすることはない。チャンネルを変えるようにして、季節が移り変わっていく。朝晩はとても涼しい。そこでアヤッチ工房で染めているガーゼのショールは大活躍です。(って、商品を宣伝する流れになっちゃった、わざとじゃないよ~)