寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

桑田パイレーツ入り決定的！経験買われ「夢」のメジャー挑戦へ
SANSPO.COM　2006年12月11日 更新

　【ニューヨーク１０日＝日本時間１１日未明】巨人・桑田真澄投手（３８）の米大リーグ、ピッツバーグ・パイレーツ入りが決定的になった。すでにメジャー昇格時の年俸を含めたマイナー契約の書類を送付されており、あとは本人のサインを待つだけの状況。一部で報じられた就労ビザの問題もクリア。桑田の前に米大リーグ挑戦の道が開かれた。

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　信じるものは救われる。米大リーグ移籍を目指して黙々とトレーニングを続けている桑田に、救いの手が差し伸べられていた。

　巨人を自由契約になった桑田が、意外な球団への入団が決定的であることが分かった。相手はナ・リーグ中地区の古豪・パイレーツ。パ軍の球団幹部によれば、７日までフロリダ州オーランドで行われたウインターミーティング期間中に正式オファー。デーブ・リトルフィールドＧＭ（４６）が、メジャー昇格時の年俸を含めたマイナー契約の書類を桑田本人に送付しており、あとはサインを待つだけの状況になっているという。

　パ軍が正式オファーするまでには紆余（うよ）曲折があったようだ。桑田自身が早々に西海岸の２球団（ドジャース、ジャイアンツ）を候補として挙げた上、大リーグ球団の間では「巨人は業務提携先のヤンキース入りを望んでいる」との情報や「（巨人時代から仲のいい）岡島と一緒にレッドソックス入り」という密約説が飛び交っていた。正式な代理人契約を結んでいない人物が交渉の窓口になっていることも、契約社会の米国では警戒される一因となっていた。

　それでもパ軍が獲得を決断したのは、巨人で通算１７３勝を挙げている桑田の経験を高く評価しているからだ。パ軍は世界一５度を誇るものの、今季まで１４年連続負け越しと低迷。投手陣の大半が２０代と若く（別項）、先発陣の層も薄い。今季は３試合しか登板していないためマイナー契約となったが、桑田のベテランならではの投球に大きな期待を寄せている。オープン戦で結果を残せば、メジャー昇格どころかローテーション入りの可能性も十分にある。

　ウインターミーティング中に一部で報じられた就労ビザが発給されないという問題に関しても、この幹部は「まったく問題ない」と断言。複数の大リーグ関係者も「枠を（事前に）とっている球団もあるし、キャンプまで時間があるから（問題にならない）方法はいくらでもある」と証言しており、桑田のパ軍入りと渡米に支障はない。願い続けた大リーグ挑戦の道は開かれた。桑田が契約書にサインを済ませれば、若いころから夢見てきたメジャーのマウンドが目の前に広がる。

★この日の桑田
　川崎市のジャイアンツ球場で自身が会長をつとめる少年野球チーム「麻生ジャイアンツ」の練習に参加。トレーニングを行っていた後輩の岡島（レッドソックス）と帰国後初めて顔を合わせて談笑した。夜は０４年８月に発足し今年初めて“卒業生”を送り出す同チームの「卒団式」に出席。送別のあいさつをし「感慨深い？　そうだねぇ」と教え子の成長した姿に目を細めた。移籍については「進展があったらきちんとお話ししますから」と明言を避けた。

★パ軍の投手陣事情
　非常に若いのが特徴。今季２ケタ勝利を挙げたスネルが２５歳、デュークは２３歳で、ともにメジャー実質２年目。今季途中には、０４年に１２勝したエース格のオリバー・ペレス投手（２５）をメッツに放出した。若さと才能はあるが、実績と経験のない投手ばかりで、桑田はローテ入りを十分狙える。パ軍も今季ドジャースでマイナー契約から守護神となった斎藤隆投手（３６）のような“オールドルーキー旋風”を期待している。

■ピッツバーグ・パイレーツ
　１８７６年に誕生したピッツバーグ・アレゲニーズが前身で８７年にナ・リーグ加盟。９０年、パイレーツに改名。１９０１年から３年連続リーグ制覇。０９年には初の世界一に輝いた。最近は財政難のため、主力選手を手放し低迷している。世界一５度、リーグ、地区優勝ともに９度。本拠地はＰＮＣパーク。主なＯＢは６０年代に活躍したロベルト・クレメンテ氏。オーナーはケビン・マクラッキー氏（４３）。
　ピッツバーグはペンシルベニア州の南西部に位置し、州内ではフィラデルフィアに次ぐ大都市。鉄鋼と炭鉱で繁栄し、現在はハイテク産業の街へと変わりつつある。人口は約３４万人。




　このサンスポ記事は【ニューヨーク１０日＝日本時間１１日未明】で昨日の更新、３つ下のサンスポ記事も【ニューヨーク１０日＝日本時間１１日未明】で今朝の更新です。？？？どういうことなの？？？　他紙が書かないってことは確定情報ではないのか？サンスポはパイレーツで決まり！なんだけど他紙は当確を打っていないレベルなのね。

　パイレーツは「実績と経験のない投手ばかりでローテ入りを十分狙える」チーム事情は魅力的ですが「最近は財政難のため、主力選手を手放し低迷している」ってことは勝てないチームって意味ですか？