テーマ:気になったニュース(30429)
カテゴリ:時事&立腹
執拗な取り立てで自殺、ヤミ金に賠償命じる 読売新聞 2011年9月21日15時49分 さいたま市の男性会社員(当時60歳)が自殺したのは、執拗な取り立てなどが原因として、男性の遺族がヤミ金融「サイシングループ」の男(出資法違反罪などで有罪確定、その後死亡)ら6人と自動車販売会社を相手取り、慰謝料など約7900万円を求めた損害賠償請求訴訟の判決がさいたま地裁であった。 岩田真裁判長は「一連の違法行為が自殺に対し決定的な影響力を及ぼした」と認定し、約5500万円の支払いを命じた。判決は7日付。 判決によると、男性は2002年12月、自家用車を担保に同社から25万円借りた。年利は出資法の上限を大きく上回る346%で、男性は毎月5万4000円~5万9000円の利息を払い続けていたが、03年5月に払えなくなり、支払期限だった同月21日、「手持ち無し。辛い」「会社に迷惑はかけられないし」などと書いた遺書を残し、さいたま市内のビルから飛び降り自殺した。 岩田裁判長は被告側が貸し付けや取り立ての際、「脅迫的・強圧的言辞を用いたことは認められない」としたが、勤務先に取り立ての電話をしたり、自宅訪問を予告したりしており、「精神的に追い込まれて自殺すると予見することは十分可能だった」と結論づけた。 原告側代理人の弁護士は「脅迫的な文言がなくても、高金利での貸し付け自体が借り手を追い込む危険性があると示した判決で、評価できる」と話した。 ◆年利346%とは25万借りて一年間放っておくと利子が86万ついて111万になるということ? 支払っても支払っても終わらないんじゃないの? おカネって怖いですねぇ。わずか25万円の借金で死に追い込まれることがあるのか。人間は追いつめられるとホントに弱いもんだ。 これを逆に被告側から見ると「意地悪な取り立てをしたら元金すら回収できずに自殺されてしまい、慰謝料5500万円の支払いを命じられた」ということになる。法律はシロウトですけど、とても良い判決なのでは?と思う。ヤミ金の存在価値が無い平和な社会できないもんだろうか。… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事&立腹] カテゴリの最新記事
|