(続)台湾日記
雨期だから仕方ないんだけど、今日も雨。この日は、蒸篭を買う為に問屋街へ行くことにした。西門から淡水河沿いを走る環河南路の一段というところにキッチンストリートと呼ばれる問屋街があるとネットで調べていたので、ホテルから歩いて散歩がてら行ってみることにした。でも、住所は分かっても初めて行くところだから場所がだいたいの目印くらいしか分からなかったので、案の定二人で「あっちだよ、こっちじゃない?」と喧嘩しながら 行ったんですけどね~。。。でも、おかげで普通の観光ならまず行かないような電気工事関係の問屋街も見ることができたので、それなりにおもしろかった!この問屋街に入って、最初に目に付いたお店に入り、蒸篭を探すがものすごく大きなものが3個くらいあるだけで、わたしがほしいサイズは全然見当たらない。それで、お店のおじちゃんに英語で尋ねてみるがまったくと言っていいほど通じなかった。(当たり前か)で、今度は持っていたガイドブックに書いてある台湾語?北京語?をしゃべってみた。・・・が、これがまた見事に全然通じない。はなから通じるとは思っていなかったんだけど、やっぱり中国語は発音が難しいね~。ハハハ・・・ハァ。。。(-_-;)それであきらめて、その店は出てまたお店を探しながら歩いていると仏像を売っているお店とか、キッチンシンクを売っているお店などいろんな面白いお店がたくさん並んでた。でも、どれもこの雨の中、むき出しで外に放り出してるのには驚くわ。だって、売り物でしょ? あんなに雑に扱っても全然気にしないの。香港人もそうだけど、台湾人もおおらかというか無頓着というか。(苦笑)それでついにお目当ての物が売られているお店を発見した! このお店の人は幸い少し英語ができたので助かったわん。わたしもだけどお互い片言でも英語でコミュニケーションが取れるのは安心できるね。 けど、驚いたのはお店自体は小汚い(失礼!)のに値札はすべてバーコードで管理されていたんだよ。そろばんでも出してきて計算するのかと思うような店構えだったからワタクシ、えらく驚きました。(笑)蒸篭はひとつ60元で、3段重ねで1セットにして買いました~。 日本円だと400円くらいでしょうか? 他のエリアにも蒸篭を売るお店があったみたいだけど、そこだと700円以上はするみたいなのですごくお買い得だったかなと思います。蒸篭を買って、ルンルンで他の商店街を散策しに行った。 あつをが調べたには、このエリアは夜はあまり行かないほうがいいらしい。わたしにはかなりローカル色の強い商店街に見えて、面白かったけど♪でも、観光客なんかめったに来ないのか? その通りを歩いていると買い物客のおじちゃんやおばちゃんがすれ違う度にマジマジとわたし達を見ていくのでちょっとビビッたというか、あんまりいい気分ではなかったなー。それから、西門駅周辺を散策して、いろんな麺屋さんがあるストリートでお昼ごはんを食べることに。 何でも牛肉麺・ワンタン横丁というらしい?ここでもすごい行列のお店があったので、きっとおいしいだろうと思い入ってみた。 ・・・が、漢字ばっかりのメニューでよくわかんな~いっ!なので、隣のテーブルの人が食べてるやつを指差して「これっ!」と。お店のおじちゃんはわたしがあまりに威勢よく日本語で言うもんだから苦笑いしつつも、「%#&”*」(何言ってんのかさっぱりだわよ)わたしはひたすら「これよ、これ!」と指差して、答える。おじちゃんはまたもや苦笑いで「OK、OK」と厨房へ消えていった。(笑)しばらくしてお目当ての牛肉麺が運ばれてきた。 ↑牛肉麺のお店の入り口ここのお店も容赦なく他の人と相席になるんだけど、わたし達のテーブルには若いカップルが座ってて、彼らの食べ方を見て真似しながら牛肉麺に高菜を細かく切った薬味を麺が入った器に放り込んで食べてみた。スープの色からも分かるように、ラー油がすごい効いていて食べ続けるにつれて、忘れていたはずの口内炎の痛みが激しく襲ってきた!うぉ~~~んっ、おいしいのに痛くて痛くて食べられない~~~。(号泣)涙しながら、ふともうひとつ隣のテーブルを見ると、なんとわたしが食べているラー油色した牛肉麺の透明なスープ版があるではないかっ。そうか! 注文した時におじちゃんはこのスープの種類のことを聞いてくれてたのかも知れない。でも中国語はわかんないっちゅーのっ。あ~あ、、、あの透明なスープなら泣きながら食べることもなかったのになぁ。でもさすが行列ができるだけあって、麺もスープもすんごいおいしかった♪もう一品、これも注文して食べてる人が多かったので興味があって頼んでみたんだけど、コンビーフみたいな味で変わった食べ物だった。あつをは気に入ったらしくパクパク食べてた。わたしは見た目でチマキみたいなものかと思っていたので、実際の味とのギャップが大きくて、ちょっと期待はずれだったかな~。。。お昼も食べたことだし、さあ、からすみを買いに行こう!…しかし、甘いもの好きのあつをがデザートを食べずに動くわけがない。目に付いたケーキ屋さんの前でおねだりを始めやがった…チッ(-_-;)しようがないなぁ、それじゃぁケーキを食べに入りますかっ!わたしはデザートは別バラの人ではないので、コーヒーのみ注文。あつをはなんだか懐かし~いタイプのケーキを注文してた。わたしが小さい頃にはケーキ屋さんでよく見かけたようなケーキばかりが並んでるんだよね、台湾のケーキ屋さんて。それに台湾人はお茶も好きだけど、コーヒーもとっても好きなんだそうですって。街中にはカフェがいたるところにあって、日本でおなじみのドトールもありましたね~。スタバはどこの国にもあるけど。あとね、ミスド(ミスタードーナツ)がなぜか台湾ではめちゃめちゃ人気があるんだそうです。あの行列はちょっとすごいよぉ~!なんであんなに好きなのか理解できないほどで、思わず笑ってしまいそうになるくらい、すごい行列でした。そこで1時間ほど休憩してから、からすみのお店に向かった。「伍中行」というお店。 西門駅から3分くらいのところにあります。ここの店主は日本語ぺらぺらで、すごくきちんとした方です。わたしが欲しいサイズのからすみをちゃんと選んでくれて大きいほうを買わそうとか、へんな押し売りは一切しないしからすみの選び方や、食べ方、保存の仕方、賞味期限などちゃんと教えてくれるんですよね。 このお店で買えてほんとに良かったと思うわ。それに、安かったんですよ~。 DFSで同じサイズのからすみの値段をチェックしてから買いに行ったんですが、450gのサイズでDFSでは660元、このお店では600元しなかった記憶があります。3つ買ったから、さらに割引してくれたんですよね~♪日本だとこのサイズなら、多分4千円くらいはするかも知れないのでかなり安いと思うな。 それにめちゃめちゃおいしかったのです♪国内のレストランで食べたものよりも、濃厚でねっとりとした食感。もったいないから、ちびちび食べようと思ってたんだけどダメだった。ウマ過ぎて、あつをと奪い合いながら食べちゃいました~。台湾でおいしいからすみを買いたいなと思っていいる方はぜひこのお店を訪れてみてくださいね~。