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カテゴリ: 読書・薬丸岳
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 『オムライス』…内縁の夫が焼け死んだ台所の流しの「オムライスの皿」、 『黒い履歴』…クレーンゲームのぬいぐるみ「ももちゃん」、 『ハートレス』…ホームレスに夏目が振舞った手料理「ひっつみ」、 『傷痕』…自傷行為を重ねる女子高生が遭っていた「痴漢被害」、 『プライド』…ボクシングジムでの「スパーリング」真剣勝負、 『休日』…尾行した中学生がコンビニ前でかけた「公衆電話」 『刑事のまなざし』…夏目の愛娘を十年前に襲った「通り魔事件」、 過去と闘う男だから見抜ける真実がある。薬丸岳だからこそ書けるミステリーがある。 ★★★★ 連続短編集。 どの作品も、どんでん返しが利いてる作品群です。 ただ、ちょっと暗い内容ものが多いので精神的に覚悟が必要かも? 後半の作品に行くほど、ちょっと面白さが欠けるかなって感じましたが、 連作と言った全体の流れからすると、それも有りかな!? 主人公・夏目が何故、前職と180度違う刑事と言う職業に就いたのか。 作品が進むにつれ明らかになっていきます。 ひとつ、ひとつの作品だけでも秀逸なのに。 夏目に関しても、ぐいぐいひきつけられました。 最終話『刑事のまなざし』で。 夏目が追い続けていた愛娘を襲った犯人にたどり着くんですが。 当時少年だった犯人も良心の呵責があったり、目撃者に恐喝されたり、 警察に逮捕されないからと言っても決して幸せな 生活を送れてはいないようです。 (だったら最初から、自首しておけばよかったんでしょうけどね) 最終章の締めくくりは…う~んsもうちょっと違った方がよかったなぁ。 (それが無ければ。★5つ!!) 、★マイナス1にしちゃいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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